トルコ絨毯の特徴

アンティーク絨毯

アンティークの保存状態のよさが売りのトルコ絨毯。こちらはコンヤ・カラプナールの350年モノ!

絨毯編み方

トルコの絨毯屋でよく見せられる図。一番上がキリム、真ん中がシングルノット、下がダブルノット

よくトルコ絨毯の説明で強調されるのが、「トルコ絨毯はダブルノットだからシングルノットで編まれているペルシャ絨毯よりも丈夫」という話。ダブルノットというのは、右写真下の赤い糸で見られるように結び目が2本の縦糸にまたがって結ばれているもので、トルコ絨毯の編み方の特徴だと言われています。一方、ペルシャ絨毯ではこれが片方にだけ結び目があるシングルノット。シングルノットの方が細かい模様を織ることが可能ですが、何十年たってもしっかりした結び目で丈夫なのはダブルノット。とりわけ何世代にもわたって受け継がれてきたアンティーク絨毯については、しっかり編み込まれたトルコ絨毯の方が保存状態もよいのだとか。

 

素材としては、綿、ウール、シルクなどがあります。一番高いのはもちろんシルクですから、最高級品は100%シルクがほとんど。ですが、羊を連れた遊牧民などが多用していたのは、冬でも暖かいウール。そしてシワスやカイセリ産の絨毯には、下地のたて糸が綿で表面がウール、というパターンがよく見られます。
 
ヘレケ、ミフラープ

メッカの方向を示すことができるミフラープタイプは、上下が決まっている

デザインの種類は、中央に大きなメインのモチーフを置くメダリオンタイプ、小さなお祈り用サイズの絨毯でモスクのミフラープや生命の木の模様があるミフラープタイプ、小花模様などが何度も繰り返されながら中央部のフィールドをまんべんなく埋め尽くすヘラティタイプなどがあります。ただしこれらは古典的なデザインであり、最近の絨毯には有名絵画や観光地、人の顔などモダンなデザインのものもどんどん生産されています。

 

トルコ絨毯の相場

旅行者の立場では、どうにも気になるのが値段の相場……。目安をお伝えできればいいのですが、絨毯なのかキリムなのか、ウールなのかシルクなのか、結び目が細かいものかどうか(1平方センチメートル内にいくつ結び目があるのか)、大きさ、アンティーク、新作、ブランドもの……などなどさまざまなファクターがあり過ぎて、「おおよその価格」についてはなかなか明言できません。

ガイドおすすめのイスタンブールのお店に関しては、各記事内で「この店で販売されている価格帯はこのぐらい」と書かせてもらいました。ご参考にどうぞ。