トルコ絨毯の特徴
アンティークの保存状態のよさが売りのトルコ絨毯。こちらはコンヤ・カラプナールの350年モノ!
トルコの絨毯屋でよく見せられる図。一番上がキリム、真ん中がシングルノット、下がダブルノット
素材としては、綿、ウール、シルクなどがあります。一番高いのはもちろんシルクですから、最高級品は100%シルクがほとんど。ですが、羊を連れた遊牧民などが多用していたのは、冬でも暖かいウール。そしてシワスやカイセリ産の絨毯には、下地のたて糸が綿で表面がウール、というパターンがよく見られます。
メッカの方向を示すことができるミフラープタイプは、上下が決まっている
トルコ絨毯の相場
旅行者の立場では、どうにも気になるのが値段の相場……。目安をお伝えできればいいのですが、絨毯なのかキリムなのか、ウールなのかシルクなのか、結び目が細かいものかどうか(1平方センチメートル内にいくつ結び目があるのか)、大きさ、アンティーク、新作、ブランドもの……などなどさまざまなファクターがあり過ぎて、「おおよその価格」についてはなかなか明言できません。ガイドおすすめのイスタンブールのお店に関しては、各記事内で「この店で販売されている価格帯はこのぐらい」と書かせてもらいました。ご参考にどうぞ。