そして鍵を受取り、部屋のリフォームを済ませると、鍵の交換を行うようにしてください。売り家の鍵は、売主はもちろんのこと、仲介業者やリフォーム会社にも渡っていると考える方が自然です。
あまり人を疑いたくはないのですが、盗難の被害に遭わないためにも、後でみんなが嫌な思いをしない為にも、鍵の交換はしておきましょうね。
それと、引渡しを受けた後は部屋の内外をよくチェックするようにしてください。
物件に瑕疵があれば、前回に説明した「瑕疵担保責任」の条項に従って速やかに仲介業者に連絡し、売主に修理してもらうようにしてください。
電気・ガス・水道が使えなければ判らないことも多いと思いますが、瑕疵担保責任の期間は決められていますので、知らない間に過ぎてしまっていたなんて事がないようにしてくださいね。
そして、いよいよ入居となります。
電気・ガス・水道の開栓手続きは終わっていますか?
電気や水道は直ぐに使える場合が多いと思いますが、ガスの開栓はガス会社の立会いが必要です。連絡をした当日には来てもらえないケースが多いので、事前に連絡をして入居日に来てもらうようにしてください。引越しで汗をかいた体や、寒い冬にお風呂が入れないなんて嫌ですからね。
そうして引越しの荷物が片付いた頃に、税務署から「不動産購入についてのお尋ね」の書類がやってきます。
購入にあたって、贈与税がかかるような贈与を受けていないか?などを尋ねてきますので、速やかに記入して返送してください。
物件によっては、不動産取得税がかかってくるものもあります。購入時に仲介業者に確認して、金額も計算してもらっておいてください。
引越しも終わって、全て完了で一息ついたと思っているときに、不意にやってくる納税通知は、金銭的にも精神的にもショックですから。
これで、「住宅購入までの流れ」シリーズは終了致します。
不明な点などありましたら、個別にメールでも質問してくださいね。
- 住宅購入までの流れ1 購入限度額を把握する
- 住宅購入までの流れ2 物件情報の収集と選択
- 住宅購入までの流れ3 信頼できる業者・営業マンとは?
- 住宅購入までの流れ4 物件の内覧と購入申込み
- 住宅購入までの流れ5 重要事項の説明と契約