住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのポイント

最高の住まいをつくる間取りの第一歩

注文住宅を200軒以上つくってきた経験を活かして、具体的なアイデアや提案をまとめた本が出版されました。『最高の住まいをつくる間取りの教科書』というタイトルです。今回はその本の一部を抜粋する形で間取りを考える第一歩としての考え方をまとめています。これまでオールアバウトで書いた記事なども活かした本となっています。記事はもちろん、この本も読んでいただければ嬉しいです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

人は家をつくりますが、家もまた人をつくります

住まいは家族との関係と共に、そこに住む人の人格形成に深く関わっています。間取りはいったん出来上がればそこで何十年と暮らすことになります。だからこそ機能性や耐久性はもちろん、居心地の良さが求められるのはいうまでもありません。人生で最大の買い物、最高の住まいをつくる間取りへの第一歩はどのように考えればよいのでしょうか。


居心地の良さはどうつくられる?

居心地の良さをつくるには、家族の希望が反映されていればよいのかというと、そればかりではありません。間取りの中には日常生活におけるさまざまな要素が凝縮されていなければならないからです。それは動線計画のような機能性や季節の移ろいなどを考慮した情緒性がバランスを取りながらプラン全体を通して行き渡っていることであり、なおかつ心理的な安定感や安心感といったものが求められます。
玄関に取付けられた木のイスは我が家に帰ってきたという安心感を与えてくれる(設計:佐川旭建築研究所)

玄関に取付けられた木のイスは我が家に帰ってきたという安心感を与えてくれる(設計:佐川旭建築研究所)


心理的な安定感をもたらすリビングの堀こたつ (設計:佐川旭建築研究所)

心理的な安定感をもたらすリビングの堀こたつ (設計:佐川旭建築研究所)


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