加入前の最終チェックポイント
■保険料公的な制度の内容も確認しておこう!
支払う保険料は保障内容を充実させればさせるほど高くなります。保険料を払い込む期間が短くなればなるほど月々の保険料は高くなります(トータルで支払う保険料は抑えられます)。得られる保障と負担のバランスを考えて最適な選択をするようにしましょう。
また、医療保険は全く同じ保障内容であっても保険会社によって保険料は異なります。各社保障内容が統一されているわけではありませんが、似たような設定を含めて、比較検討してから加入するとよいでしょう。
■貯蓄性の有無
医療保険には、掛捨てタイプと貯蓄性のある(解約返戻金等がある)タイプがあります。現在は掛捨てタイプが主流ですが、実質負担(支払う保険料-解約したら戻る返戻金等)は貯蓄性のある保険の方が抑えられる場合がほとんどです。運用環境が好ましくない昨今では、手元にある資金を活用することで支出(医療保険の保険料)を抑えるという考え方もできます。
■保険会社
医療保険は生命保険会社だけでなく、損害保険会社にもあります。似たような保障は共済で確保することもできます。各社で経営状況や企業文化は異なり、医療保険に加入することで付いてくるサービスも異なります。せっかく多くの選択肢があるのですから、今後、最も付き合っていきたい保険会社を慎重に選んでみてもよいのではないでしょうか。
■公的な保障との関係
病気やケガへの備えには公的な医療保険(健康保険)があり、場合によっては雇用保険や年金保険等も頼りになります。民間の医療保険は公的制度を補完するものであり、公的制度と貯蓄で十分な備えができていれば、加入しなくてもよいのです。医療保険に加入する前に公的制度の内容を今一度確認して、無駄のない備えをするようにしましょう。
本当にその医療保険でよいのかどうか、加入する前に取り上げてきたポイントを中心にチェックした方がよいです。ただ、ある程度時間を区切ってチェックしないと、加入する前に誕生日が過ぎて保険料が変わってしまったとか、病気やケガをして加入に条件を付けられたり加入を断られた、なんてことも起こりえます。気をつけましょう!
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