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見やすさとネット連携が強化! ソニー Reader PRS-T2

ソニーの「Reader PRS-T2」は、新書サイズで164gという、軽量・小型の電子書籍リーダー。EvernoteやFacebookとの連携機能に加え、電子ペーパーの弱点である画面の白黒反転を抑えて一層の読みやすさを実現しているのが特徴です。

佐野 正弘

執筆者:佐野 正弘

携帯電話・スマートフォンガイド

画面は6インチながらスマートフォン並みの軽さ

楽天の「kobo Touch」が大々的なCM展開などで注目を集め、海外ではAmazonの「Kindle」の新機種が発表されるなど、にわかに注目を高めている電子書籍リーダー。そうした中、電子書籍リーダーの老舗でもあるソニーからも、新しい電子書籍リーダー「Reader PRS-T2」が発売されています。
PRS-T2

PRS-T2の正面。新書サイズ、かつ軽量で持ちやすい


PRS-T2は基本的に電子書籍を読むことに特化した端末で、ディスプレイに6インチの電子ペーパーを採用。110(W)×173(H)×9.1(D)mmと新書に近いサイズ感ながら、164gという軽さを実現しています。それでいて、1回の充電で約2ヵ月の読書が可能であるなど、同じく電子書籍端末として注目されているタブレットと比べ、より幅広いシーンで読書をするのに適しているといえるでしょう。

ディスプレイは光学式のタッチパネルとなっており、基本的な操作はディスプレイを直接タッチすることで可能です。ページをめくる動作も画面を左右にフリックすればよく、スマートフォンの操作に慣れている人ならスムーズに操作できるでしょう。さらに付属の専用ペンを使えば、より的確な操作が可能になります。

しかしながら、電子書籍を読む上では、電車の中など片手で操作する機会も多いでしょうし、またタッチパネルの操作が得意でない人もいることでしょう。そこでPRS-T2には、ページをめくる、ホーム画面に戻るなどの機能を備えた、5つのボタンが画面下部に用意されています。前機種となるPRS-T1と比べるとボタンの形状が変化していますが、より押しやすくなったといえるでしょう。
PRS-T2

タッチパネルによる操作に加え、下部のボタンでの操作も可能だ


その他のインターフェースは、電源ボタンと、充電やパソコンとの接続に用いるmicroUSB端子、そしてリセットボタンとmicroSDスロットのみ。PRS-T1に搭載されていたヘッドホンジャックがなくなり、一層シンプルになっています。
PRS-T2

本体背面。メモリ拡張用のmicroSDスロットを装備している

PRS-T2

本体下部にはmicroUSB端子と電源ボタン、リセットボタンがある

PRS-T2

専用のケースも付属している


次のページでは、画面の見やすさについて、解説します。

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