画面は6インチながらスマートフォン並みの軽さ
楽天の「kobo Touch」が大々的なCM展開などで注目を集め、海外ではAmazonの「Kindle」の新機種が発表されるなど、にわかに注目を高めている電子書籍リーダー。そうした中、電子書籍リーダーの老舗でもあるソニーからも、新しい電子書籍リーダー「Reader PRS-T2」が発売されています。PRS-T2は基本的に電子書籍を読むことに特化した端末で、ディスプレイに6インチの電子ペーパーを採用。110(W)×173(H)×9.1(D)mmと新書に近いサイズ感ながら、164gという軽さを実現しています。それでいて、1回の充電で約2ヵ月の読書が可能であるなど、同じく電子書籍端末として注目されているタブレットと比べ、より幅広いシーンで読書をするのに適しているといえるでしょう。
ディスプレイは光学式のタッチパネルとなっており、基本的な操作はディスプレイを直接タッチすることで可能です。ページをめくる動作も画面を左右にフリックすればよく、スマートフォンの操作に慣れている人ならスムーズに操作できるでしょう。さらに付属の専用ペンを使えば、より的確な操作が可能になります。
しかしながら、電子書籍を読む上では、電車の中など片手で操作する機会も多いでしょうし、またタッチパネルの操作が得意でない人もいることでしょう。そこでPRS-T2には、ページをめくる、ホーム画面に戻るなどの機能を備えた、5つのボタンが画面下部に用意されています。前機種となるPRS-T1と比べるとボタンの形状が変化していますが、より押しやすくなったといえるでしょう。
その他のインターフェースは、電源ボタンと、充電やパソコンとの接続に用いるmicroUSB端子、そしてリセットボタンとmicroSDスロットのみ。PRS-T1に搭載されていたヘッドホンジャックがなくなり、一層シンプルになっています。
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