どうぶつの森にGIRLS MODE
ショップ店員になってお客さんに様々なファッションアイテムを売るGIRLS MODE
もう1つの注目は、同じく任天堂の「わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!」ではないでしょうか。こちらはコアゲーマーの方にはそんなに馴染みがないかもしれません。しかし、前作の「わがままファッション ガールズモード」は女性層を中心に大きな支持を得て約90万本を発売。思わぬ伏兵として活躍したタイトルなのです。
上記2作に比べれば規模は小粒ですが、ご紹介しておきたいのがもう2作あります。角川ゲームスより発売される「AKB48+Me」。AKB48のゲームはPSP、PlayStationVitaでも発売されますが、そちらは恋愛アドベンチャーということで大人の男性向け。AKB48+Meは、自分のMiiがAKB48の研究生となって正式メンバーを目指すゲームで、アイドルに憧れる女の子向けのゲームとなっています。
最後に「新 絵心教室」、こちらも任天堂の発売ですね。DSで30万本以上を発売した絵心教室の続編で、タッチパネルを使って絵を描くことができるソフトですが、教室と名がついている通り、先生がステップを踏んで丁寧に教えてくれるため、初心者でも油絵や水彩画といったタッチの絵をじっくりと描くことができます。
3DSLLにピンク登場
女性を含め、幅広い層に人気のあるどうぶつの森
このラインナップを後押しするかのように、任天堂は3DSLLのNewカラー、PINK×WHITEを2012年9月27日に発売します。9月27日はわがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言! の発売日でもありますから、これまでのラインナップで動いてこなかった女性層をここからガッチリ取りに行くと、こういう寸法です。
AKB48+Meは女児に、わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言! はティーンを中心に、新 絵心教室は上の年齢層を取りにいけるタイトルで、とびだせ どうぶつの森はそれらすべてをカバーした広い層に訴求力があります。
こうしてみると、3DSは前半に任天堂ファンやゲーマーをしっかり掴んでおいて、後半戦は女性層を狙い、より幅広く多様なユーザーを獲得しようとしていることが分かってきます。
ここまで3DSがどのように戦っていくかをご説明してきましたが、最後にライバル機であるPSVitaについてお話して終わろうと思います。