2012年後半の3DSは?
3DSLLも発売され、勢いに乗っている3DS
任天堂は、年末にはWiiの後継機となる据え置きハードWiiUを予定し、そちらにかなり注力していくことが想定されます。そんな中、3DSの拡販ももちろんおろそかにするわけにはいきません。ここまでの3DSの展開をおさらいしつつ、後半戦3DSがどのように戦っていくのか、お話してみたいと思います。
粒ぞろいの前半戦
多様なソフトが、それぞれの規模感に応じた数字をしっかり取れる市場ができてきました
実際どうなったかというと、1月のバイオハザード リベレーションズに始まって、牧場物語 はじまりの大地、新・光神話 パルテナの鏡、キングダムハーツ 3D、ファイアーエムブレム 覚醒、ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D、マリオテニスオープン、太鼓の達人 ちびドラゴンと不思議なオーブなど、2012年はそれぞれ20万本~80万本クラスのタイトルが毎月発売され、前半戦は粒ぞろいのコンテンツで活況な市場を保ちました。7月末にはNewスーパーマリオブラザーズ2とニンテンドー3DSLL(以下3DSLL)が発売され、8月いっぱいにわたり普及台数を大きく伸ばし、累計で700万台を突破。2011年末にキラータイトルでつけた勢いを生かしたまま中堅タイトルで引っ張り、夏にもう一度キラータイトルを投下して折り返しということで、理想的な展開ではないかと思います。
それではいよいよ、ここから秋、そして冬にかけて3DSがどうなっていくのか、お話していきたいと思います。