現状ではフィットの方がやや優位、か…?
もう一つが動力性能。新型ノートに搭載されているベーシックエンジンは1.2リッター3気筒で、79馬力/10.8kgmしかない。一方、フィットのエンジンって1.3リッター4気筒。99馬力/12.8kgmと強力! 車重もフィットの方がわずか20kgだけれど軽い。乗り比べてみたらハッキリ解るほどフィットの方が軽快だ。馬力を必要とする高速道路など走ったら、さらにフィットの優位性を感じるはず。しかもフィットのエンジンは4気筒なので、振動少なく静か。アイドルストップか、気持ちよい走りかという二者択一を迫られることになる。
そうそう。文頭に挙げた価格は、見積もりを取るとフィットの方が10万円くらい安かった。デビューしたばかりの新型ノートは値引きほぼゼロ。モデル末期にさしかかるフィットだと、いきなり10万円引き。粘ればさらなる上乗せもできそう。多少の燃費差があったとしても、価格差分は取り戻せまい。
日産は新型ノートを少なくとも、今後半年くらい毎月1万5千台売る計画を立てている。対フィット戦略をどう組むかで目標を達成できるか決まると思います。改めてフィットを見ると、スペックも価格も性能もコンパクトカークラスの横綱だと感心しきり。プリウスとアクアに続く売れ行き3位は当然か?
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