武家の精神の拠り所となった鎌倉のシンボル
源頼義が、源氏の氏神として由比ガ浜に祀った、京都の石清水八幡宮。これを、源頼朝が現在の鶴岡八幡宮の場所に移し、鎌倉の町づくりの中心に据えたと伝えられています。頼朝は、鶴岡八幡宮で相撲や流鏑馬、舞楽などを行うことで、鶴岡八幡宮の価値を高め、武家にとって精神の拠り所にもなっていったとか。この、鶴岡八幡宮の存在感は現代になっても変わらず、国内外から多くの参拝客を集める、鎌倉の顔でありシンボルであり続けています。
美しい緑に囲まれた社殿は、これまた美しい朱色で、見事なコントラストを描き出しています。また、本殿は代表的な江戸建築でもあり、国の重要文化財に指定されています。
圧倒的なスケール感と美しさで、見ごたえ十分。とにかく境内が広いので、じっくりと時間をかけて散策するのも楽しいですよ。
■鶴岡八幡宮
所在地:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
電話:0467-22-0315
アクセス:JR横須賀線鎌倉駅から徒歩10分
URL:http://www.hachimangu.or.jp/
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