離乳食/離乳食関連情報

離乳食は脳の発達に影響するか(2ページ目)

森永製菓と東大は、離乳食期の味覚や食感は脳にも伝わっているという実験結果を発表しました。このことから、私たちは離乳食期にどんなことを心がければよいでしょうか。

川口 由美子

執筆者:川口 由美子

離乳食・幼児食・妊娠中の食事ガイド

この実験を見て、私達が考え直したいこと

こども食事カット

1回1回の食事で「家庭の味」を出していきたいもの

離乳食期とはいえ、赤ちゃんの脳にはその食経験が伝達されていることは確かということです。それなら小さな頃から「各家庭の味」をしっかり伝えていきたい なと改めて感じます。そしていろいろな経験を幼少期に味わってもらいたいですね。

離乳食は腎臓への負担なども考慮して、薄味に徹底しますが、同時に味覚を覚えさせる意味でも、出汁の味をしっかり教えてあげたいですね。日本古来の昆布のうまみ、かつおぶしのうまみをしっかりだして、赤ちゃんにとっての「家庭の味」として記憶してほしいものです。

今回の実験では、離乳食期の味がどれだけその後の成長に影響を及ぼすかまではわかりませんが、聴覚や視覚がそうであるように、味覚も子どもの発達に影響があると信じて、親も子も楽しく豊かな離乳食期を過ごしたいものです。

【参考文献】
離乳期の食経験は大脳皮質味覚領域に大きな変化を与える(東京大学)

【参考URL】
離乳食に便利な「和風だし」の作り方(All About離乳食・幼児食レシピ)
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