離乳食/離乳食の進め方

離乳食 準備期のポイント

離乳食って何? 何のために、いつから、どんな風に始めるの? そろそろ離乳食を始めようかというママの疑問にお答えいたします!

執筆者:浅川 美映


記事中の情報は、記事執筆時点のものです。2007年3月に厚生労働省から「授乳・離乳の支援ガイド」という離乳の基本方針が発表され、離乳食に関するガイドラインが変更になっています。詳しくは厚生労働省:「授乳・離乳の支援ガイド」の策定についてや 「何が変わった?新しい離乳のガイドライン」(All About「離乳食・幼児食」)をご確認ください。

離乳食って一体何のためにやるの? そんな疑問をもったことありませんか? それは、今まで液体しか口に入れていなかった赤ちゃんが、何ヵ月もかけて、いろいろな味、固さ、形に慣れていき、食事を食べられるようになるための練習期間なのです。

離乳食を始める前に

赤ちゃんと離乳食
少しずつスプーンにも慣らしていきましょう
まずは、離乳食の準備期間として、果汁やスープなど、ミルクや母乳とは違う味に慣らしていきます。離乳食を始める前の、生後2~4ヵ月になったら始めてみましょう。

最初は果汁を湯冷ましで2倍くらいに薄めてみましょう。その味に慣れてきたら、次はスープ。野菜を茹でてこしたり、味噌汁の上澄みでもいいですよ。ここでいきなり、大人用のジュースや固形・粉末スープをあげるのはやめておきましょう。今はベビーフードの粉末などもあり、ジュースもスープも簡単に作れます。少しめんどくさいなと思ったら、そういうものを利用するのもいいと思います。ちなみに私はベビーフードのジュースやスープは常備していました。

同時にスプーンの練習も始めていきます。果汁やスープを与えるときには、スプーンを利用しましょう。スプーンに慣れていくことで、離乳食へもスムーズに入れます。スプーンは平たく、先の小さい物が良いでしょう。そして、与えるときに流し込んでしまうのではなく、唇の上にそっと乗せてあげて、赤ちゃんが自分で飲めるような状況を作ってあげます。最初は乳首と同じような感じでチュクチュクと飲むでしょう。また、こぼしたり、上手く飲めないときもあります。でも、これはあくまでも準備期間としてスプーンやミルク以外の味にも慣れるということが目的です。

上手にできないからといって、離乳食に影響はありません。赤ちゃんの様子を見ながら、無理のないように進めていきましょう。

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