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ワーキングホリデー費用の国別比較(4ページ目)

1年間のワーキングホリデー(ワーホリ)で実際にかかるであろう費用を国別に算出し、比較してみました。格安で生活できる国はどこか? 稼げる国はどこか? などワーキングホリデーの費用に関する情報です!

河東 英宜

執筆者:河東 英宜

留学ガイド


旅行費用・お小遣い

ワーキングホリデー国別費用比較
ワーキングホリデー協会の調査によると、ワーホリメーカーの滞在中の支出は平均で151万円とのこと。
旅行費用は、多くのワーホリメーカーが渡航先国、もしくは近隣の国々への旅行を楽しんでいることから、あえて見積もりに入れてみました。旅行のスタイルにもよりますが、実際はもう少し必要かもしれません。

お小遣いは、生活をする都市や、個人の生活スタイルにより異なるので、最も見積りが難しい項目です。オーストラリアやカナダの物価は、ほぼ日本と同じ感覚で、ニュージーランドは割安感があり、イギリスは逆に割高感があります。日ごろのコーヒー代や飲み代など、月2万を基本として予算化してみました。

アルバイト収入の平均は43万円

アルバイトで果たしてどれだけ収入を得ることができるかも、気になるところでしょう。ワーキングホリデー協会が実施した「 ワーキングホリデー帰国者アンケート」によると滞在中に仕事で得た収入は回答者平均で43万円。意外と稼げなったという声もあるようです。

費用比較表には1日6時間労働で、週4日間、6ヵ月働いた場合の理論値を記載しました(実際はここから所得税が引かれる)ので、目安のひとつにしてください。

この表だけを見ると、イギリスは50万円超、アイルランドは70万円超となっており、いかにも「稼げそう」な感じがしますが、実際は、ある程度の英語力がないと仕事を見つけることができないため、他の3カ国よりも収入は伸びないかもしれません。

逆に、オーストラリア、ニュージーランド、カナダは、日本人観光客も多く、ワーホリの歴史が長いこともあって、日本食レストランやギフトショップ、農園での作業など、受入れ側の会社が日本人のことをよく理解しています。そのため、ワーホリメーカーが比較的容易に就くことができる仕事があります。しかしながら、イギリス、アイルランドではその受け皿がないため、仕事を得るためには相当の努力と運が必要なようです。

(株)地球の歩き方T&E『成功する留学』編集部に届いている体験談を参考に、現地での滞在費を算出しましたが、率直なところ、みなさんよく切り詰めているなぁ、と思いました。

費用比較の面では、ニュージーランドが最安、イギリスが最高となりましたが、人それぞれのワーキングホリデーへの目的や生活への価値観の違いにより、どのようにでもなる範囲内の差異だと思います。この費用比較表を参考に、皆さんの場合を想定してもらえれば幸いです。
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