パンの美味しさが際立つ光
写真4.LEDの棚下灯でパンを照明している
ガラス張りのお店の場合、外から見ると外の明るさに眼が順応しているため、店舗内が見えにくいことがあります。このような時、このように奥の壁面などの鉛直面を明るくすると昼間でも視線が中に入りやすくなります。
LEDのライン照明は、棚下灯としても使用しています。上段の商品は天井のアジャスタブルダウンライトで照明出来ますが、棚下は陰になってしまうので、棚下灯を使用してよりパンが見えやすいようにしています。(写真4)
写真5天井のアジャスタブルダウンライトは.ダイクロハロゲン
窓際には「北欧の豊かな自然を感じるペンダント」の記事でもご紹介しているデンマークの照明メーカー、ルイスポールセン社のトルボーを連続的に吊り下げています。棚上の明るさを得るのと同時に、外からのアイキャッチ効果が得られるようにガラスの曲面に合わせて配置しています。中の様子がよく見え、入りやすさとおしゃれな雰囲気に誘われる照明計画となっています。
ちなみにガイドもレモン種(レモンの酵母)を使った食パンを頂きましたが、もっちりとした独特の食感で、そのまま食べてもトーストにしても美味しく、早く売り切れてしまうことも多いというのは納得です。店舗の開店時間等、詳しくは鎌倉利々庵のHPをご覧ください。
写真6.店内の雰囲気が外から良く見えると入りやすい
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