本番に弱いというのは、自律神経の問題
これまで、「本番の弱さ」や「あがり性」というものを、心の弱さ、メンタルな部分でのみ捉えられてきました。実際、プレゼンテーションが苦手だという方の多くは、ご自身が「本番の弱さがあるから」「あがり性だから」と考えているからだと思います。しかし、これも自律神経の面から捉えれば変えられると考えられます。
大勢の人を前に、あがってしまうのは、実は自律神経バランスが大きな原因
たとえば、深呼吸はリラックス効果があると思って、「落ち着け、落ち着け」と念じながら深呼吸して、逆に硬くなってしまいます。
これは、自分は「緊張しているから落ち着かなくては」と思っている時点で、深呼吸をしても呼吸が浅くなり、副交感神経の働きが下がってしまいます。
そういうときは、「ゆっくり上を向く」、「水を飲む」といった行動をおすすめします。なぜなら、ゆっくり上を向くと気道がひらき呼吸が安定しますし、水を飲むと胃腸の働きが活発になり、副交感神経も活性化されます。
「上からの目線」で自分を客観的にみると自律神経バランスが整う
自律神経バランスを整える方法で、呼吸や水を飲むといった方法を挙げましたが、これらのほかに、「上からの目線」で自分を客観的にみることができると、力がすっと抜けて緊張が解けます。緊張を解くコツは、「上からの目線」で自分を客観視すること
これはビジネスパーソンにも当てはまります。清水選手と同じように、自分がプレゼンテーションをしている姿を「上からの目線」で客観的に見る力を養うことで緊張を解きほぐすことができます。
自律神経バランスを整えることができれば、視野を広く保ち、聴衆に気を配る余裕を持ちながら進められる良いプレゼンテーションができるようになります。
自律神経バランスを整えて、ビジネスにおけるパフォーマンスを向上させましょう。
<関連サイト>
自律神経をコントロールして緊張を軽減 『メンタルプレゼンテーション』