一人暮らし/一人暮らしの防犯・防災

幽霊より怖い!? 夏の一人暮らし恐怖体験ベスト5(3ページ目)

暑い夏はヒヤッとする怪談でも聞いて、涼みたいもの。でも、夏の一人暮らし周辺には、誰もがぞっとするような怖い話が転がっています。夢かうつつかあやふやな幽霊話よりも、リアルな生活で起こった話の方が恐ろしいことも!? そんな一人暮らしの恐怖体験をベスト5形式でお届けします。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド


第2位:節電よりも大事なこと

窓

風を通そうと、カーテンを開けたまま、窓を開けていると、外から中が丸見えになってしまうこともあるので、要注意

ある風の強い夜のこと、「風が抜けて気持ちいいし、節電にもなるし」と、エアコンをつけず窓を開けたまま、テレビを見ていました。ベランダの方からガサゴソと音がするような気もしましたが、風の音かとあまり気にしていませんでした。

そして、トイレに行こうとふと立ち上がったとき、網戸がゆっくりと動いているのに気付きました。慌てて窓に目を向けると、そこには黒っぽい恰好をした男の姿が! 目が合うと相手の方から逃げ出しましたが、その瞬間は声を上げることも、逃げることもできず…。しばらく動悸が収まらず、全身の震えが止まりませんでした。

今回幸いなことに何の被害もありませんでしたが、もし相手が強引に押し入ってきたら、どうなっていたのか考えれば考えるほど恐ろしくなります。部屋は一階ではなかったので、窓を開けて過ごすことも多かったですが、決して油断してはいけない、と改めて思い知らされました。

■ポイント
泥棒や婦女暴行といった犯罪において、施錠されていない窓や玄関からの侵入というケースは決して少なくありません。「家にいるから窓を開けていても大丈夫」「一階じゃないから平気」という過信も禁物。就寝時や入浴時はもちろんですが、寛いでいるときなども無防備になりやすいので、しっかりと施錠をした方が安心です。

節電が叫ばれる中、また節約のためにも、少しでもエアコンの利用を控えたいという気持ちはわかりますが、自分の身を守らずして節電、節約しても全く意味はありません。

第1位:旅行のあとの悲劇その2

キッチン

ゴキブリにコバエ、ウジ虫など、夏は虫の発生が多。ほんの半日でも湧いてしまうことがあるので、調理器具や食器、ゴミの放置は厳禁

旅行の日は朝から準備にバタバタして、燃えるゴミの収集日でしたが、ゴミをまとめる時間がなく、そのままにして家を飛び出しました。

3日ほど家を空けて、夜夕ご飯も済ませて帰宅。翌朝ご飯を作ろうとキッチンに立ったところ、シンクの排水カゴの中に何か蠢く白いものが! 片づけていなかった残飯にウジ虫が発生していたのです!!

あまりの気持ち悪さに背筋がゾゾゾゾゾッ……。二重にビニール手袋をし、できるだけ見ないように薄目で、腐ったゴミとともにそいつらをビニール袋に入れて、必死に処分しました。その朝が燃えるゴミの回収日だったのが不幸中の幸いです……。

■ポイント
ベランダや玄関前などに屋外に置きっぱなしにしたゴミなどにも発生しやすいウジ虫。ハエの種類によっては、卵ではなく、直接幼虫を産み付けることもあるので、ほんの数時間置いておいただけでウジ虫が大発生ということもあります。処分に困るかと思いますが、普通の洗剤や熱湯をかけただけでは死なないことも。最悪の事態にはウジ退治用の殺虫剤もあります。

また、この時期はお米につく虫にも気をつけたいところ。これも大量に発生して不気味。暑い季節や旅行中などは冷蔵庫で保管しましょう(参考『一人暮らしにベストなお米の炊き方』)。

ともあれ、この時期に生ゴミを放置して出かければ、その惨状は推して知るべし。すぐに捨てられないときは、調理後すぐにビニール袋に入れ、冷凍庫で凍らせておくのがおすすめです。
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