メールの書き出しと締めくくり
Dear,を使った書き出しや、RegardsやSincerelyなどを使った締めくくりは、友達同士では硬い印象を与えます |
メールは、書き言葉と話し言葉の中間的存在です。そのため始まりは、Hi, で十分。締めくくりも、口語同様、Bye、See you、Talk to you later、Chaoといった言葉を使って構いません。
英文E-mail(Eメール)特有の書き方
■名前は最後に名乗る日本語のメールの場合、メールの冒頭本文中で名乗ってしまうことがよくあります。けれども英文のメールでは、(普通の手紙と同じく)名前は文章の最後に書きます。私自身、友人同士の個人的なメールであっても、冒頭に名乗ったメールは見たことがありません。
英文E-mail(Eメール)を堅苦しくしない文法の注意点
■受動態は堅苦しく感じさせる同じことを伝えるのに、能動態と受動態の2つの書き方を比べた場合、受動態は相手に硬い印象を与えます。個人的なやり取りのメールであれば、受動態は避けた方がいいでしょう。
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○ 能動態:I'll send you the pictures by airmail.
△ 受動態:The pictures will be sent to you by airmail.
英文E-mail(Eメール)特有の省略
手紙に比べてモニター画面上で読むメールは、読みにくいもの。文章は手紙に書くよりもコンパクトにするよう心がけましょう |
■主語の I や記号の省略が多用される
普通の会話でも、See you や Talk to you later など、主語の I を省略することはよくありますが、メールの会話ではさらに頻繁に省略されます。
動詞から始まるからといって、決して命令文だと勘違いしてはいけません。逆に言えば、明らかな命令文以外では、主語がなければ、そこには I が省略されているものと思っていいでしょう。
記号もよく省略されます。たとえばdon't = dont、wouldn't = wouldntといったように、点1つを打つ手間も惜しむのが英文メールです。
■発音どおりに書くことがある
youを英語で言うとき、友達同士のなれなれしい会話であれば、「ユー」ではなく「ヤ」に近い発音をすることがあります。そのくだけたニュアンスを文章で表すため、たとえば See you と書かずに、発音どおりに See ya と書くこともあります。
辞書に載っていないような単語が書かれていた場合、それをつづりの通りに口に出して発音してみましょう。そうすれば何を言いたいのか、なんとなくわかります。では I donno はなんだと思いますか? 口に出して発音してみてください。はい、もうおわかりですね、I don't know です。これは I dono と書かれることもあります。