1000万円以上の値落ちで、非日常がぐっと近づいた
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はメルセデス・ベンツSL(旧型)を取り上げたいと思います。プリウスα(4615mm)より短い全長4535mmのボディに、SL500は最高出力225ps&最大トルク46.9kg-mを発揮するV8の5Lエンジンを搭載。ちなみに最小回転半径は4.8m。意外と小回りがききます
1280万円(デビュー当時のSL500の価格)を払って2人しか乗れないセレブなオープンカーも、2001年10月の発表(納車は2002年初頭)から約11年が経ち、また今年3月には新型が登場したこともあって、中古車が安くなってきました。
例えば修復歴なし/6.3万kmの2002年式SL500が198万円と、200万円を切っています。10年でざっと1000万円ちょっと落ちた計算です。
ちなみに旧型SLKの中古車価格を調べてみると、修復歴なし/6.7万kmの2005年式SLK350が159万円。大きさと年式は違いますが、ともにメルセデス・ベンツのオープンカーですから、悩ましいところですよね。
旧々型SLKで約25秒だった開閉スピードが、約16秒に短縮されたバリオルーフ。またシート後部に格納されているオートマチックロールバーは、いざとなると約0.3秒で立ち上がり、乗員を保護してくれます
さて旧型SLに話を戻しましょう。伝説のガルウイングの300SLから数えて5代目となるこのモデルは、一気に若返りを図ったかのようなスタイルとなりました。
また当時の旧々型SLKで初めて採用されたバリオルーフが、より進化してSLに備わったほか、専用のステアリングやシートが奢られるなど、最高級オープンカーとしての装備は当たり前のように充実していました。
それがいよいよ1000万円の値落ち。私のような庶民でも非日常な毎日を楽しめるチャンスがやってきたのです。
次ページでSLの魅力をもう少し見ていきましょう。