ドラクエはMMORPGの世界を広げることができるか
子どもの頃に夢中になったドラクエが、今なお進化しようとしています。(イラスト 橋本モチチ)
今回Wiiで発売されるドラクエ10はMMORPGです。MMORPGというと、何か名前からしてややこしく、コアなゲーマーが遊ぶイメージがありますが、そこは何と言ってもドラクエですから、子どもや初心者が安心して遊べるように様々な工夫が凝らしてあります。
例えば、夕方や昼間の時間にキッズタイムとして利用料金不要の時間を設け、子供たちがお金を気にせずプレイできるようにしてあります。また、MMORPGというと、恐ろしく長時間のゲームプレイが必要とされることが多いのですが、サポート仲間というシステムは、自分がプレイしていない時に、自分のキャラクターを他のプレイヤーに貸し出して仲間として使ってもらうことで、ログインしていない間も経験値やゴールドを稼ぐことができます。
サポート仲間は、自分がプレイする時に今までのドラクエのように気軽に1人でも遊びたいという人が、自分をサポートして貰うのにも使え、一石二鳥のシステムです。とにかく、オンラインゲームにおけるプレイヤーへの負担を減らすような工夫が徹底的に施されているんですね。
こういった試みが成功して、ドラクエ10が、かつての初代ドラクエがRPGというジャンルを定着させたように、MMORPGをより多くの人が遊ぶジャンルへと発展させることができれば、それがまた日本のオンラインゲームのスタンダードになる、なんて可能性もあるかもしれません。その時は、ドラクエあるあるにも、新しいあるあるが加わっていくかもしれませんね。
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