医療保険/医療保険の基礎を学ぼう

社会保険で受けられる病気やケガに対する保障(2ページ目)

日本には誰もが加入している健康保険(公的な医療保険)があり、病気やケガをした時に治療費等での高額な支払いを回避することができます。私的な医療保険を考える前に、公的な制度の内容を確認しておきましょう。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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■雇用保険
会社勤めの人には雇用保険や労災保険がある

会社勤めの人には雇用保険や労災保険がある

会社勤めの人が加入する制度で、主な給付には、失業した時に生活や雇用の安定と就職促進のために支給される失業給付があります。ただ、ハローワークで求職の申込みを行い、就職への積極的な意思や能力があるにもかかわらず、職業できない失業状態になければ給付を受けることはできません。その為、病気やケガですぐには就職できないような時は対象外になります。

■労災保険 働いて事故にあった時
労災保険(労働者災害補償保険)は、雇用保険と同様に会社勤めの人が加入する制度で、業務上又は通勤途上で病気やケガ等をした時に給付される療養補償給付や、死亡した時の遺族補償給付、休業補償給付、障害が残った場合の障害補償給付等があります。

加入している保険によって給付内容は異なる

公的な社会保険と言っても、国民年金加入者と厚生年金加入者では年金額や年金保険料等の内容が異なるように、全員が全く同じ制度に加入しているわけではありません。働き方や年齢、病気やケガをした時の状況等によって給付の内容は異なります。また、それぞれの保険にはここで取り上げた以外の給付もいろいろとあります。

その為、まずは自分自身でどのような社会保険に加入しているのかを確認し、病気やケガの時にはどのような給付を受けられるのかを理解しておくことが大切です。

※ここで取り上げた各保険の制度内容は概要を説明したものです。詳細については勤め先や自治体等へ確認してください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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