マレーシア/クアラルンプール

クアラルンプールのインド料理レストラン(3ページ目)

多種多様なグルメが楽しめる多民族国家マレーシア。そのなかで、カレー好き必見のインド料理を紹介。スパイスでしっかり味をつけたタンドリーチキンやカレーソースで食べるロティチャナイ。百花繚乱のインド料理に心が躍ります!

古川 音

執筆者:古川 音

マレーシアガイド

テタレの妙技を見せてくれるオープンな食堂 ナシカンダー・プリタ

食堂、ナシカンダー・プリタ

マレーシア人はナシカンダーをカフェ感覚で使う。ドリンクだけの注文もマル

街を歩いていると、ナシカンダー(Nasi Kandar)という文字の看板をあちこちで見かけます。ナシカンダーとは、マレーシア発祥のインド料理のスタイル。その昔、てんびん棒(マレー語でカンダー)を担いだ行商人が、カレーとご飯(マレー語でナシ)を売り歩いたのが名前の由来で、多種多様なカレーやインド系惣菜を味わうことができます。内容は南インド料理に近いです。ちなみにナシカンダーは、ママッとよばれるインド系イスラム教徒のための料理で、完全なハラル食。そのためアルコールはありません。

ナシカンダー、プリタ

食べたい料理を指さしして、お皿に盛ってもらう。どれも香り高いスパイスの味

紹介するプリタは、マレーシア各地に展開するナシカンダーのチェーン店。なかでもツインタワーから歩いて10分ほどの場所にあるアンパン店が便利です。テタレを頼むと、ちゃんとコップに移し替えて泡を立ててくれるのでシャッターチャンス!おじさんにカメラを見せて「撮りたい!」とアピールすれば、ポーズも取ってくれます。海鮮系以外なら、どれも手ごろな価格なのがこの店の醍醐味。メニューの値段表記も分かりやすくて安心です。時間帯によっては提供していないメニューがあるので、そこだけご注意を。予算は20リンギ(600円)あればじゅうぶんです。

<DATA>
Nasik Kanadr Pelita 
住所:149, Jalan Ampang, 50450 KL
TEL:+60(03)2162-5532
アクセス:LRTのKLCC駅から徒歩10分
営業:24時間営業
無休

 

リトルインディアにある絶品「ブリヤニ」の店:レジェンド

ブリックフィールズ、レジェンド

イカの土鍋ブリヤニ16.9リンギ(約500円)。中央にあるのはゆで卵。マトンブリヤニもおすすめ

ブリックフィールズ、南インド料理

インド料理レストランにはインド系マレーシア人が集う。美男美女が多い

KLセントラル駅から徒歩15分に、ブリックフィールズというインド人街があります。「リトルインディア」ともよばれるこの地域は、インド音楽のCDや食器などを物色できたり、インドのスパイスを扱っている店があったり、サリーやパンジャビなどのインドの民族衣装が購入できたりと、ディープなインド文化を体験できる街。もちろん、おいしいインド料理店もたくさん! クアラルンプールで本気のインド料理を味わいたいなら、ぜひブリックフィールズへ。ここではおすすめの3軒をご紹介しましょう。

レジェンドは、土鍋で炊き上げた「ブリヤニ」がおすすめの店です。ブリヤニとは、インドの炊き込みごはん。イスラム系のインド料理で、マレーシアでは非常にポピュラーなメニューです。カレー系のスパイスで炊きこむのですが、唐辛子のような辛味はほとんどなく、お肉や海鮮と一緒に炊き込むことで、米のひと粒ひと粒にうまみが凝縮! 土鍋の底部分にはいい感じのお焦げができていて、これがまた香ばしい。そういう意味では、ここのブリヤニは炊き込みごはんというより、インド版のパエリアに近いですね。ほかにも、トーサイ、プーリ、ロティティッシュなど粉ものの料理もおいしです。予算は20リンギ(600円)ほど。

<DATA>
Legend’s Claypot Briyani House
住所:50 Jalan Vivekananda, Brickfields, 50470 KL
TEL:+60(03)2272 4149
アクセス:LRTのKLセントラル駅より徒歩で10分、モノレールのKLセントラル駅より徒歩5分
※入り口が駐車場に面していてトリッキーです。迷ったら、近くにいるインド系マレーシア人に聞いてみましょう。
営業:7:00~23:00
ディパバリ祭りの2日間は休み

いくらでも食べられるベジタリアンミール:アナラクシュミ

ブリックフィールズ、アナラクシュミ

食べ放題なので色んな食べ方に挑戦したい。白いご飯にきな粉をふりかけ、そこにギーを垂らすと即席ピラフに!

ベジタリアンの南インド料理が、好きなだけ味わえるビュッフェ・レストラン。ほうれん草カレー、酸味のあるラッサム、ヨーグルトのライタ、揚げたワダなど、メニューは20種以上。これにチャパティとプーリも食べ放題です。野菜の甘みとうまみがあたっぷり引きだされていて味わい深く、お肉や魚を使っていないとは思えないほど。でも、どれだけ食べても胃もたれ無しなのが野菜パワー。辛くない料理も多く、日本人のカレーの概念を覆してくれるレストランです。食べ放題ビュッフェは1人、16リンギ(約500円)。

<DATA>
■Annnalaksimi
住所:116, Jalan Berhala, 50470 KL
TEL:+60(19)3211 434
アクセス:LRTのKLセントラル駅より徒歩で20分、モノレールのKLセントラル駅より徒歩15分
営業:11:30~15:00、18:30~21:45
ディパバリ祭りの2日間は休み
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