ドバイ/アブダビ

アラブ首長国連邦 アブダビ基本情報

シェイクザイードモスク、フェラーリワールド、ルーブル美術館など見どころ満点のアブダビ!ドバイ旅行にもプラスしたい、今注目のダイナミックな観光スポット、アブダビ首長国の基本情報をご紹介します!

西田 麻紀

執筆者:西田 麻紀

ドバイガイド

アラブ首長国連邦の首都 アブダビ基本情報

アブダビホテル

毎年開催されるF1レースを近距離で楽しめる ザ ヤス ヴァイスロイ ホテル

ドバイも含まれるアラブ首長国連邦のなかで、最大の面積を占めるアブダビ首長国。日本では、まだメジャーな旅行先とはいえませんが、世界的には注目を集めているデスティネーションです。

青空と真っ白いモスクのコントラストが美しいシェイクザイードモスク、豪華絢爛!通称7つ星ホテルとして有名なアラブ建築のパレスホテル、世界一速いジェットコースターで知られるフェラーリワールド、安藤忠雄氏デザインの海洋ミュージアム、ルーブル・アブダビ美術館など話題のスポット満載のアブダビ。旅の基本情報をご紹介します。

アブダビの概要

シェイクザイードモスク

アブダビのダイナミックさを象徴するシェイク・ザイード・モスク 

UAEの国土のおよそ8割を占める、人口160万人都市アブダビ。数年にわたり続いてきた建築ラッシュも一段落し、インフラもずいぶん整備されてきました。観光産業にも力を入れているアブダビは、イスラム教国の独自文化を色濃く残しながらも、新たなコスモポリタン都市として注目を集めています。

アブダビのルーツは、アル・ナヒーヤン一族(現UAE大統領、アブダビ首長の一族)がアブダビを統治した1793年に遡ります。UAE建国の父として、いまだ国民から愛され続ける故シェイク・ザイード・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーン殿下が、UAEを、遊牧民の国から港や空港含むインフラの整備、自由貿易の促進など積極的な政策に取り組み、一気に近年の国際都市の土台を作りあげました。

1958年に石油が発掘されると、そのオイルマネーをもとに、数多くの近代化プロジェクトが立ち上がり、名実ともにアブダビはUAEの首都として発展を続けています。現在は、シェイクザイード殿下の息子であるシェイク・カリファ・ビン・ザイード・アル・ナヒヤーン殿下がUAE大統領兼アブダビ首長としてUAEを統治。世界一の高さを誇るドバイのバージュ・カリファ(カリファの塔)は、シェイク・カリファ殿下の名前から取ったことでも有名です。

アブダビまでのアクセス

日本からアブダビへのアクセスは、アラブ首長国連邦国営の航空会社エティハド航空やドバイを拠点とするエミレーツ航空が便利。エティハド航空を利用する場合には、 成田国際空港から直行便が週5便、そして中部国際空港から北京経由で週5便運航しています。直行便では約12時間ほどでアブダビに到着です。

ドバイ・アブダビ間は、渋滞がなければアブダビ市街地まで車で約1時間半程度なので、エミレーツ航空でドバイ入りし、タクシー等で移動というのも容易です。ドバイ旅行にアブダビ日帰りツアー、またはアブダビ旅行のドバイ日帰りツアーなどの組み合わせもおすすめです!

アブダビの気候

ドバイと同じく、年間を通して降水量も少なく晴れの日が多い気候です。10~5月頃までは、湿度も低くカラッとした晴天に恵まれるのでおすすめのシーズン。それ以降は、どんどん暑くなり、真夏には50度近くになることも……。最近は、緑化運動の影響もあり涼しいシーズンが延びているとの報告もあるようですが、とはいえ、熱中症対策はしっかりと!

サングラス、帽子、UVクリームなどUVケアは万全でお出かけください。こまめに水分を摂取できるようにペットボトル飲料も携帯することがおすすめです(但しラマダン時には、公共の場での飲食は禁止ですので細心の注意を払ってください)。

一方で、屋内はクーラーがガンガンに効いていて寒いくらい。外気との温度差に体調を崩す旅行者も少なくありません。薄手のカーディガンなど、羽織物を用意すると良いでしょう。

アブダビの通貨

アブダビの通貨は、ドバイと同じディルハムです。ディルハムはDHSやAEDと表示され、8種類の紙幣と3種類の硬貨があり、為替は米ドルと連動。1米ドルは、常に3.6725ディルハムの固定相場制。円高の今、海外旅行を考えている方には、近代化を遂げたアブダビを観光する絶好のチャンスかもしれません! 両替に関しては、現地で日本円からディルハムに両替することも可能ですし、クレジットカードが普及しているので、空港で両替をする際にも最低限でいいでしょう。

ドバイの通貨もご参考になさってください。

アブダビの治安

アブダビは、犯罪も少なく治安も良いので安心して滞在ができる観光地だと言えるでしょう。但し、UAEはイスラム教国ですので訪れる側にもマナーは大切。相手の国や信仰に配慮し、露出の多い服装を避け、非常識な行動を慎むよう心掛けることが、楽しくアラブ圏を楽しむ基本だと思います。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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