ドバイは気温40度超えも! 真夏のラマダン

イスラム教徒にとって最も神聖な断食月『ラマダン』が2017年は5月27日よりスタートし2017年6月25日頃まで続きます。約1ヶ月間続く『ラマダン』中にドバイへ渡航するという人もいらっしゃるでしょう。

日本人にとって、あまり接する機会のないイスラム教の断食月『ラマダン』。今回は、『ラマダン』の基礎知識から気温40度を超えることもある2017年のラマダン時期に注意するべきこと、そしてこの時期ならではの楽しみ方などをお伝えしたいと思います。
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ラマダン中、日没後に最初に口にするデーツ(なつめやし)は、アラブ人にとってとても大切な食べ物。写真は断食明けのイフタールと呼ばれるディナーで最初に前菜のように出されるデーツ


イスラム教徒の断食月ラマダン基礎知識

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ラマダンとは、イスラム教の預言者モハメッドがメッカにてアラーの啓示を受けた月。ラマダン中は毎日モスクに行く信者も多くなる

『ラマダン』と聞くと、イスラム教徒が試練に耐えながら断食をする姿を思い浮かべる方がいるのでは。もちろん『ラマダン』の期間中は喉の渇きや空腹感と戦わなくてはならない忍耐力が必要な1ヶ月であることは確かです。

しかし、敬虔なイスラム教徒にとっては『ラマダン』の月というのは、彼らにとっての唯一の神『アラー』に断食という修行を通じて貧しい人々の気持ちを身をもって経験し信仰をささげる、1年で最も神聖な月のこと。毎年やってくるラマダンを心待ちにしている教徒も多いのです。

そもそも『ラマダン』とは、イスラム教の預言者モハメッドがメッカにてアラーの啓示を受けた月、ヒジュリ(Hijri)・カレンダーを用いた太陰暦の第9番目の月のことで8番目の月『シャアバン(Sha'aban)』と10番目の月『シャワル(Shawwal)』の間の月。内容は異なりますが、日本でも卯月、皐月、水無月など陰暦の異称がありますよね。

『ラマダン』の期間は、ムーン・サイティング・コミティー(イスラム教に順ずる方法で月を観測しラマダンの開始日やそのほかイスラム教にとって重要な日を測定する機関)がラマダン月に最初に肉眼で新月を確認した日から次の新月が確認されるまでの約1ヶ月間のことを指します。

ヒジュリ・カレンダーは、およそ354日周期で1年となっているため、一般的に私たちが使っている、グレゴリー・カレンダーの365日より11日少ないために毎年、約11日ずつラマダン開始日が早まると言うわけなのです。

イスラム教には、5の柱と呼ばれる信仰告白(シャハーダ) 、礼拝(サラート)、喜捨(ザカート) 、断食(サウム) 、そしてメッカへの巡礼(ハッジ)があり、4つ目の柱『サウム』を1ヶ月間集中的に行う月が『ラマダン』なのです。