ニューリッチへの道/ニューリッチへの道

誰を投資の先生にするか? が極めて重要である理由(4ページ目)

このところ、エセ投資アドバイザーに対する注意喚起のコラムを書いたため、批判的な問い合わせをいただきました。一般読者に向けて、「アドバイザーを選ぶときの注意」で書いたのですが、一般読者からではなく、当該のFPや評論家からの批判です。その反論に回答することは、読者にとっても「自分はどういう目的で、誰の情報に耳を傾けるか」を判断する参考になると思いましたので、私の個人的な考えとスタンスをご紹介します。

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

  • Comment Page Icon


「的外れなアドバイス」と自分の経験から判断しました

自分で投資信託をやってみて、これじゃ儲からないと悟りました。投資信託で利益を出せるのなら、バカ高い手数料を払わなくても、全額自己資金を使わなくても儲かる方法がある。手数料が極めて安いFXやCFD、日経225先物miniをやったほうが、もっと儲かる。自己資金をできる限り使わず、レバレッジが効く商品に投下したほうが、資金効率が高い。そうすれば自分のお金はほかのこと、たとえば自己投資に振り向けられる。

ほかにも、「自分のポートフォリオを毎年○○月に見直ししましょう」というアドバイスがどれほど的外れかわかる。だってそれが、2011年10月や2012年6月初頭のような欧州債務危機なら? これも、自分でやったからこそ言えることです。

私は自分でも不動産を所有し、不動産を売る会社を経営していますが、人によっては「あなたはやめたほうがよい」ということもあります。自分でFXをやり、そこで得られたノウハウを書籍やセミナーなどでフィードバックしていますが、やはりFXがベストだとは思っていません。自分で海外投資をして、その情報発信もしていますが、これも人によっては勧めません。

私は、「投資をしない」という生き方も、十分素晴らしいと思っていますから、「あなたは投資よりも本業で稼いだほうがいい」ということもあります。それは自分自身、投資にうつつを抜かさず本業に専念したことで、サラリーマンとしてある程度の実績を残せた経験からです。

自分の立場に拘泥せず、いろんな世界を知る。自分で経験してみる。その中で、「これは効果がある、これはない」というのが見えてくる。その中で、自分が本当によいと思ったものを紹介する。ダメだと思ったものは、批判されてもバッサリ言う。それが、情報発信者としての私の責任だと考えています。

ただし、私の成果なんてのは、成功とはほど遠いレベルです。年間1千万程度の利益では、「大したことないね」と笑う人もいるでしょう。それにこのコラムも、私の個人的見解に過ぎませんから、人によっては正しくないこともあると思います。

つまり、情報発信者の立場・目的・経験・実績を考え、自分の目的にかなうかどうかで使い分けることが必要です。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます