舞台上の大空祐飛さんと野々すみ花さんから、13年の学年差は全く感じませんでした。歩み寄り、包み合い、さらにはどの作品も代表作にしてしまう実力と余裕。
中でも、大人の恋愛物を演じさせたら右に出るものはいないコンビでした。どんな恋愛でも品があり、とにかく美しい。これこそが、宝塚ファンの求めているヒーロー&ヒロイン像。
かといって、大人のムードだけではない。ショー『ファンキー・サンシャイン』のひまわりの場面はじめ、底抜けに明るく可愛い面も持ち合わせている二人。月でもあり太陽でもある二人。
この二人で、いつかやがて再演されるような名作を、もっともっと作って欲しかったですね。
銀ちゃんと小夏で出会った二人が、新天地へやってきて新しい宙組を作り、宝塚歌劇団が誇る大スターと大女優として、華やかなクライマックスを迎えました。
大空祐飛さん、野々すみ花さん、お疲れ様。
そしてありがとう。
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