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生涯を決める30代の三大支出は住居費、教育費、保険料(2ページ目)

30代の過ごし方で人生は決まります。特にお金に関していえば、住居費、教育費、保険料という三大支出が決定的に重要です。三大支出の共通点と、陥りがちな思い込みをご案内します。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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住居費を節約できない思い込み

たとえば、住居費です。住まいに関して、次のような思い込みは無駄な支出につながります。
  • 家賃はどこでも適正な金額で公平に設定されている
  • 収入が多い人はそれなりに良い家に住むものだ
  • 家賃より安い返済で済むなら買う方が得である
  • 新しく立派な家に住んでいないと気が滅入る
  • 若いウチは新築の家に住んでいたい

教育費を節約できない思い込み

次に、教育費です。教育費に関して、次のような思い込みは無駄な支出につながります。
  • 子どもの学力をあげるには良い学校に行かせねばならない
  • 世間で評判の良い学校とは、自分の子どもにとっても良い学校である
  • 卒業生が良い学校、良い会社に進めている学校は、子どもにとっても良い学校である
  • 学校を出なければ社会で働く資格がない
  • 学歴が良ければ、幸せになれる

保険に依存しすぎないために必要な情報とは

最後に保険料です。人はみな、同じ日本人がどのように保険に依存しているかを基準にして保険に入りますが、これでは井の中のカワズ状態です。日本人の固定観念を世界の人と比べてみるとまったく異なる視点が得られます。次のような海外との比較から、保険の適切な使い方が浮き上がってきます。
  • 日本は世界に誇れる高福祉の国にすでになっている
  • 家族に万が一のことがあっても、遺族年金や障害年金が用意されている
  • これからは、高福祉に見合った高負担を求められる時代に入る
  • 国民全員がどんなケガや病気でも、七割も公費で負担する国などほとんどない
では、これらの思い込みを破壊する思考法を、次号から一つずつご案内していきます。思い込みから開放されたら、三大支出を大幅に圧縮できます。

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