30代のうちから前向きな資産形成を始めるために、破壊したい思い込みの3番目は保険に関してです。

過酷な現実?それとも平穏な毎日?

私たちは、普段こんなふうに思っています。
  • 激甚災害、異常気象、地球温暖化と過酷な時代に生きている
  • 身の回りには危険がいっぱい、自分にはとてもコントロールできない
  • リスクをお金で解決するには、保険商品を使うしか方法がない
しかし、真実はどうでしょうか?
私たちは、人類史上、本当に過酷な時代に生きているのでしょうか?

生命が初めて誕生した40億年前、人類として歩き出した20万年前、農業を始めた1万年前、工業が始まった250年前、何万人の命の犠牲の上で平和を取り戻した70年前。私たちは多くの祖先の汗と涙の結晶に上に、今の日本という安定した社会を築いてきました。民が、飢えや戦災、紛争、投獄の危険から守られていて、今ほどに安定して自由な時代を実現しているのは歴史上はじめてのことです。

歴史的に見ても、国際的に見ても、私たちは人類史上体験したこともないほど、守られた社会に生きているのです。ただ、その視野が狭かったり、近視眼的だった場合に、昭和50~60年代の高度成長期と比べて、「辛い、厳しい、貧しい」と愚痴をこぼしているのかもしれません。

日本の社会保障の国際レベルは?

政策としての社会保障についても同様です。現実を、次のような楽観的な言葉で表現することも間違いではありません。

* 日本は世界で誇れる高福祉の国になっている。
* 家族に万が一のことがあっても、遺族年金や障害年金が用意されている
* これからは、高福祉に見合った高負担を求められる時代に入る
* どんなケガや病気になっても、七割も公費で負担する国などほとんどない

私たちは、病気や死の不安。さらに失業や事故、トラブルに巻き込まれる危険にさらされていることは事実です。深く問いかけたいのは、その深刻さです。粗野で原始的な近代に比べれば、現代の日本では、受ける損害は相対的に小さくなっています。その差は、まるで大自然の原野にある残酷な現実と動物園の檻に囲まれたヴァーチャルな野生の違いほどあるのです。

私たちは、身の回りの不安定さばかりに気を取られていますが、本当はかなり安定した社会に住んでいるのです(だから、なおさら危険に敏感なのかもしれません)。確率の低いリスクに、必要以上ビクビクして生きるのはやめましょう。ダイナミックな人生の試練を楽しみながら乗り越えていけたら、現世は楽しいのです。

「そうはいっても、災害や病気の備えがきになる」という方に、考えて欲しいことがあります。