7人乗れるステーションワゴンと捉えると、魅力が増す
5ナンバーサイズの3列7人乗りミニバンの先駆者であった旧型の志を受け継ぎ、2006年7月に登場した現行ストリーム。1.8Lと2Lエンジンが用意され、5ATとCVT(2LのFFのみ)が組み合わされました。2L車の助手席下にアンダートレイが備わるなど、収納はたっぷり。低い着座位置とも相まって、運転しているとミニバンであることを意識しません。オーディオレスが標準なので、中古車を選ぶ時はオーディオやナビが付いているかなどをチェックしてください
同社お得意の低床&低重心化によって、見た目よりも広い室内と、ホンダらしいスポーティな走りが魅力のミニバン……と書くと、同社のオデッセイとサイズや排気量がちょっと違うだけじゃん、なんて改めて思ってしまいます。
「全高1545mmと一般的な立体駐車場に収まるサイズ」が、逆に今の時代にそぐわなかったのかなと思います。ミニバンにはもっと広い空間を求めているんじゃないかと。最近では1800mmのミニバンでも駐められる立体駐車場だってありますからね。
だったらいっそのこと、ミニバンと思わなければいいのではないかと。3列目シートの備わったステーションワゴンだと。こう考えると、ミニバンに興味のなかった私のような人にも「お!」となるのではないでしょうか。
デビュー時はすべて7人乗りで2列目がベンチタイプですが、2012年4月のマイナーチェンジで左右を大型アームレストと収納で仕切ったセパレートタイプの6人乗りのみとなりました。2列目&3列目のシートを倒すと見た目も収納力も普通のステーションワゴンです
その昔、フォードトーラスワゴンやマツダカペラワゴンに3列目を備えたモデルがありました。これらの3列目は、本当に補助シートでしたが(確か後ろ向きに座る仕様だった気がする)、ストリームの3列目は大人もちゃんと座れます。
だいたい2009年6月には「3列目シートのない」RSTというスポーティグレードまで登場。これなんか、まんまスポーティなステーションワゴンです。そもそもRSZなんかはあまりにもスポーティだから、運転しているとミニバンであることを忘れるほどです。
トヨタがカローラフィルダーを一生懸命若い人にアピールしていますが、3列目シートが付いたストリームの中古車のほうが、私はオススメです。このクラスのステーションワゴンって、あとは日産アベニールくらいでしょ? ストリーム、いいと思うのですが、いかがですか?
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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