おいしいのは装備充実で北米と同じ3.5L車
ムラーノに搭載されたエンジンは、北米と同じV6の3.5Lと、日本専用となる直4の2.5L。組み合わされるミッションは3.5LがCVT、2.5Lは4ATとなります。また3.5L車には、エクストレイル(旧型)と同じオールモード4×4を搭載した4WDモデルがあります。メーターやオーディオスイッチまわりなどに本アルミパネルが配され、高級感のあるインテリア。3.5L車が標準装備する純正カーナビはDVD方式ですが、オプションでHDDナビも用意されていました。室内の大型コンソールボックスはA4ノートパソコンも入る大容量です
装備の充実ぶりもムラーノの魅力です。バイキセノンヘッドライト、左右独立エアコン、運転席電動シート、ステアリングオーディオスイッチなどは全車に標準装備。
特に7スピーカーのBOSEサウンドシステムが全車に標準装備されているのは、個人的にとても魅力的。また3.5L車にはシートヒーター付き本革シートや純正カーナビが標準で備わります。
それで、前述したように100万円以下で買えるのですから、これはおいしい。特に3.5L車は装備の充実ぶりからも、動力性能の余裕からも買いでしょう……と私は思うのですが、他の人はどうもそうは思っていないのかな?という気がします。
北米専売車として開発されただけあり、シートは日本人にとっては大ぶりでたっぷりとしています。ラゲージはトノカバーを装着してもゴルフバッグを4つ収納可能です。またラゲージ側にあるレバーを引いてリアシートを倒せば、ラゲージがさらに広がります
なぜなら、中古車市場では2.5L車のほうが割高な気がするからです。例えば同じ5万km/2005年式で比べてみると、350XVが138万円、250XLが136.5万円。新車時価格では350XVが約58万円高かったのですが、今やほとんど変わらない価格になっているからです。
もちろんこれは一例ですし、中古車のコンディションの差は見比べないとなんとも言えませんが、実は最近、このように大排気量グレードが敬遠される(それゆえ値落ちする)ケースが他の車でも多々あるのです。
しかしもともと北米専売車として開発されたムラーノですから、私としては北米と同じ3.5L車のほうがオススメなんですけれどね。
肩をすぼめて乗るのではなく「ガソリン高がどうした!? どうせ週末くらいしか乗らないんだから、たまにはいいじゃん。自動車税も年に1回だろ!?」的なおおらかさがこの車には合っていると思いますし。みなさんならいかがですか?
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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