合わせ技1本でPS3を引っ張ってきたtorne
家族のみんなにとにかくPS3を触ってもらうという点に関しては、torneは非常に優秀な装置です(イラスト 橋下モチチ)
torneは2010年3月18日に発売され、爆発的というよりは堅調な動きで売れ続け、2011年12月にはなんと100万台を突破しています。同時期のPS3が730万台程度ですから、7台に1つという装着率。何かヒットしたゲームと結びつくこともなく単体の魅力で、しかも1万円近くもする周辺機器が100万台というのは、相当スゴイことです。これは間違いなく、大ヒット商品と言えるでしょう。
装着率の高さや、PS3とtorneの同梱版である地デジレコーダーパックも用意されていることを考えると、PS3と一緒にtorneを購入している人もおそらく少なくはないでしょう。torne単体のためにPS3が購入されるということは考えにくいですが、ゲームハードが欲しい時に、PS3だったらtorneでテレビ番組の録画もできるから、という選択の仕方は十分あり得ますよね。また、お父さんや子供たちがゲームハードを欲しいという際に、お母さんを説得する材料として使われるという場面もありそうです。その場合には、PS3はゲームユーザーの部屋にではなく、家庭の誰もが使う存在として、リビングに置かれているだろうことも想像に難くありません。
ゲームコンテンツと合わせ技1本で他ハードとの差別化をはかりPS3の購入を促進する、torneはこの2年間、プラットフォームをひっぱってきた縁の下の力持ちだったのかもしれません。nasneがここに加わり、さらにPS3を便利に楽しいものにして、発展させていくことを期待したいと思います。
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