医療保険/医療保険の見直し方

医療保険の解約時の注意点(2ページ目)

生命保険の解約は預金や株等を解約するのとはかなり事情が異なります。また同じ保険でも死亡保障の保険とは異なる注意点もあります。医療保険を解約する際の注意点についてまとめてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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医療保険解約時は過去に請求漏れがないか要確認

請求し忘れていたら勿体ないわね

請求し忘れていたら勿体ないわね

死亡保障の保険であれば、保険の終期は被保険者の死亡か解約なので、解約するということは、保険金請求をすることなく解約になります。

医療保険では給付金を受取って解約するケースも多々あります。解約する時は、過去に請求漏れがないか確認してから手続きをした方が良いです。

なお、解約日前に発生している入院等については、解約後であっても給付金を受け取れる可能性があるので、保険会社に確認してみると良いです。

医療保険の特約だけ解約したい場合

医療保険は主契約と特約から成り立っています。主契約を残して特約だけ解約することは基本的には可能です。同じような保障内容でも何が主契約で何が特約かは保険商品によって異なるので、まずは保障の組み方をしっかり把握しましょう。

なお保険会社によっては、保険料の下限設定がある場合には特約の解約できない場合もあるので注意しましょう。

特約解約時の注意点についてはこちら >> 医療保険の特約だけ解約する方法

医療保険の解約手続きの仕方

医療保険の解約手続きの方法には、営業担当者(保険募集人)に連絡する、コールセンターに連絡する、保険会社の窓口やネットで解約手続きする方法などがあります。

手続きについて詳しくはこちら >> 医療保険の解約手続きの方法

保険解約が最善の選択なのか

一旦解約してしまうと元に戻せないことから、保険の解約は慎重に判断する必要があります。解約の理由はいろいろでしょうが、もし保険料支払が負担なら、保険料の払込期間を延ばして月々の保険料を下げることは可能(契約内容によっては不可の場合もある)であり、減額や部分解約などの手段もあります。

また貯蓄性のある医療保険では、解約のタイミングによって戻ってくる額は異なり、特に短期間で解約すると、解約返戻金はほとんどない場合もあります。

解約することはいつでも簡単にできますが、加入することは簡単にはいかない場合も多々あります。せっかく加入した医療保険を解約するのが最善の選択なのか、十分に検討してから手続きをしましょう。
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