クルマは動かさないでいても、様々な不具合が出てくる!?

走行距離

走行距離は、メンテナンスサイクルを判断するひとつの目安となるが、それだけでは十分とは言えない

クルマのメンテナンスサイクルは、走行距離で管理されることが多いですね。よくエンジンオイルは走行1万kmごとに交換するとか、エアフィルターは2万kmごとに交換という話を聞きます。ただ、ひと口に1万kmといっても、そこに到達するまでの時間は人によってまちまちです。

一般的には1000km/月くらいの走行距離が平均的なところかなと思いますが、その倍も走る人もいれば、1/10くらいしか走らない人もいるでしょう。それを一律で、走行距離だけを目安にメンテナンスサイクルを決めていては、いろいろと問題も出てくるはずです。

そこで自動車メーカーでは、エンジンオイルや冷却水、ゴムホースなどの消耗品は「走行1万kmもしくは1年ごとに交換」というように、走行距離と合わせて期間によっても交換サイクルを指定しています。これは例えば、オイルなどの油脂類は走らなくても、空気に触れるだけで酸化して性能が低下しますし、ゴム製部品も経年変化による劣化を起こすことがあるからです。

つまり、クルマはたまにしか乗らなかったり、走行距離が少なかったとしても、やはり定期的なメンテナンスは必要ということです。しかもそれだけでなく、クルマは乗らないでいると調子が悪くなるという話もあるように、あまり動かさなすぎても、また別の不具合が生じることがあります。

次のページでは、その例を紹介します。