初心者でも安心して始められる投資信託
投資に奥手なタイプは、まずはここからスタート!
様々な銘柄や資産に投資する投資信託は、ローリスク・ローリターンのものからハイリスク・ハイリターンなものまで様々なタイプがあり、自分の投資スタイル、レベルに合わせ自由にえらぶことができます。今回は、投資ビギナーでも少額から安心して始められるローリスク商品をご紹介します。
預金感覚で運用できるMMF
どうしても元本割れが心配、という人におすすめなのが、円建てのMMFです。MMFは、公社債投資信託の一種で、短期の公社債やコマーシャル・ペーパーを中心に投資するもの。投資信託なので元本保証はありませんが、元本割れのリスクがとても小さいのが特徴です。換金性も高く、1円単位でいつでも売買でき、購入日から30日未満の換金には1万口につき10円のコストがかかりますが、30日を過ぎれば解約コストはかかりません。
安全性、流動性に優れている商品なので、リターンは低くなり、直近の年換算利回りは0.062~0.098%(2012年5月18日現在)。メガバンクの預金金利よりは高めという程度です。
MMFは証券会社のほか、多くの銀行でも取り扱われているので、身近な窓口を選んで、預金感覚で運用できます。ビギナーが抵抗なく投資を始めるには最適な商品でしょう。
詳しくはこちらをチェック >> 投資の第0章とも言うべきMMF・MRF
MMFによく似た中期国債ファンド
また、MMFによく似た商品に、中期国債ファンド(中国ファンド)があります。中期国債ファンドは中期の利付き国債を中心に運用される公社債投資信託で、MMFと同様、安全性、換金性が高い商品。1円以上1円単位で売買でき、いつでも解約できます。購入後30日未満の換金には解約コストがかかりますが、30日を過ぎるといつでも解約コストなしで引き出せます。運用利回りはMMFとほぼ同じような水準。と、あまりにMMFと商品性が近いために、中期国債ファンドの取扱い金融機関はMMFほど多くはありません。利用したい金融機関にMMFと中期国債ファンドの両方の取扱いがあるなら、最近の利回りを比較して選んでもよいでしょう。
詳しくはこちらをチェック >> 安全性が高い「中期国債ファンド」とは
普通預金並みの流動性をもつMRF
もうひとつ、MMFに似た商品に、MRFという公社債投信があります。MRFは、証券 総合口座専用のファンドで、いわば、証券会社における普通預金のようなもの。証券総合口座を開いて入金すると、そのお金で自動的にMRFを買いつけられ、株式や投資信託などを購入する際は、MRFが自動的に解約されて購入代金にあてられます。売却したら売却代金がまたMRFに入るというしくみです。MMFと違うところは、いつ換金しても解約コストがかからないこと。そして、換金性がより高いぶん、利回りはMMFより低めで、直近の年換算利回りは0.051~0.079%(2012年5月18日現在)です。安全性でも、過去に一度も元本割れを起こしたことがない優等生です。
詳しくはこちらをチェック >> 証券会社のMRFで投資スタンバイ
「少々の値動きはOK、リターンにもある程度は期待したい」、という人におすすめの投資信託は、次のページで>>>>