203高地(旅順口区)
爾霊山と記された山頂の忠魂碑 (C)まるごと大連トラベル
203高地は旅順口区にある海抜203メートルの丘陵で、日露戦争の激戦地となったことで有名です。1904年、乃木希典率いる陸軍第3軍は2度の攻撃に失敗しつつも、三度目の総攻撃で203高地を占領。山頂にはこの地で命を落とした兵士のための慰霊塔があります。毎年、多くの日本人がこの地を訪れています。
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■203高地
住所:旅順口区203高地
TEL:0411-8639-8277
入場:8:00~16:30(冬は~15:30)
料金:30元
水師営会見所(旅順口区)
1905年1月5日、日露の大将がここで対談 (C)まるごと大連トラベル
日露戦争で203高地を陥落後、乃木将軍とロシア軍の司令官ステッセル将軍が停戦条約が締結された場所。現在、公開されている建物は資料を参考にして1996年に復元されたものです。中には当時の物品が展示されています。
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■水師営会見所
住所:旅順口区水師営会見所
TEL:0411-8623-3509
入場:8:00~16:30(冬は~16:00)
料金:40元
東鶏冠山北堡塁(旅順口区)
1904年夏の攻撃ではこの要塞のために日本軍は全滅 (C)まるごと大連トラベル
東鶏冠山北堡塁とは旅順の東鶏冠山に築かれた日露戦争当時の要塞跡地のこと。天然の岩とコンクリートで造られた強固な軍事基地で、不規則な5角形、周囲には堀があり、その外側には高圧電流の流れる鉄条網が張りめぐらされていました。日本軍は1万人近い犠牲者を出しながら、トンネルを掘り、地下から攻撃する作戦を成功させたが、その突破口となったトンネルが今でも展示されています。
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■東鶏冠山北堡塁
住所:旅順口区東鶏冠山北堡塁所
TEL:0411-8628-7271
入場:6:00~17:30(冬は8:00~16:00)
料金:20元
大連料理
中国で美味しい海鮮をリーズナブルに食べるなら大連がイチオシ! (C)まるごと大連トラベル
さて、大連紹介の締めくくりとして大連料理についてです。大連料理といえば新鮮な海の幸! 海鮮好きの日本人にはたまらない逸品揃いです。グルメ旅行を満喫したい方には、牡蠣、ウニ、スケソウダラ、アンコウなどが豊富にでまわる秋から冬がおすすめ。逆に7、8月の夏季は避けましょう。さて、ここでは地元大連の名物料理を紹介しますが、日本料理店で新鮮な魚介類を味わうのもオツなもの。毎食、嗜好を変えて大連の旨いモンを堪能してみてください。
- 紅【火考】全蝦……エビの姿煮込み。あまじょっぱい味付け。
- 清蒸灯篭鮑魚……アワビの甘辛蒸し煮。煮込み汁をからめていただくのがツウ。
- 清蒸加吉魚……鯛の姿蒸し。あっさりした味付け。
- 油爆海螺……サザエのから揚げ。こってりした味わい。
- 五彩雪花扇貝……緋扇貝の甘辛煮込み。
- 紅焼海味全家福……ミックスシーフードの醤油煮込み。店によって材料は違いますが、一般的にはエビ、貝、ナマコ、アワビなど。
- 咸魚餅子……咸魚(塩漬け魚)をとうもろこしのパンにはさんでいただく。ちょっと癖があるのでツウ好み。
- 大連水餃……大連の水餃子の具は海鮮を使ったものが多い。
大連の紹介はここまでです。みなさん、いかがでしたか? 大連は観て、遊んで、食べて、そのすべてに満足できる総合的な観光都市。出発前に自分にあったプランをじっくり練りこむことが、旅の成功の秘訣なのです。