カナダの大自然を手軽に楽しむ！ハイキング

誰でも楽しめる！ カナダでハイキング

カナダと言えば、何といっても手付かずの大自然が最大のウリ。その大自然を楽しむには実際に歩いてみるのが一番。自然の中に身を置いて、おいしい空気をたくさん吸えば、心身ともにリフレッシュ！ それに、道路から一歩踏み出して、歩いてみると、道路からは見えない景色が広がっていて、ちょっと得した気分。さらに、苦労して歩いて見た景色というのは、より感動の度合いが違います。

このように、いいことづくめのハイキング。この記事では、ハイキングに必要なものや注意事項とともに、カナダ全土のハイキングスポットの中でも、どなたでも楽しめるガイドおススメの簡単コースをご紹介します。

知っておきたい、ハイキングの基本情報と注意事項

どなたでも楽しめるアクティビティーですが、やはり自然の中に入る以上、最低限の知識と準備は必要です。

■服は一枚多めに
標高の高いところを歩くと、山の天気は変わりやすいですし、いくら簡単なコースでも森の中や渓流沿いはやや冷えます。

■歩きやすい靴で
トレイルには湿っていることが多く、滑りやすい樹木の根が露出していることが多々あります。本格的なハイキングシューズは必須ではありませんが、履きなれたスニーカー以上のものは必須です。

■水分補給も忘れずに
歩く以上、適度な水分補給は必要です。特にカナダのハイキングコースでは、途中に売店や自動販売機があることは珍しく、何もないと考えておいたほうが良いでしょう。軽食は必須ではありませんが、スナック程度はあったほうが良いでしょう。

■日焼け止めと虫除け
山に入るときの基本ですね。

カナディアンロッキー

世界有数の山岳リゾートであるカナディアンロッキーは、もちろんハイキングコースの宝庫。初級から上級まで幅広いチョイスが可能です。おススメコースなどの詳細は別記事カナディアンロッキーでハイキングをご覧ください。

バンクーバー

カナダで3番目に大きな町ですが、町の北側には標高1000mを越える山々が連なり、ハイキングコースにも事欠きません。

ガイドのおススメは、人気スポットのキャピラノ吊り橋の上流にあるクリーブランドダムから、鮭の孵化場であるサーモンハッチェリーまでのキャピラノキャニオンコース。美しい渓流に沿ったお手軽ルートで、全くの初心者でも楽しめます。9～11月には遡上するサーモンの姿も見られ一石二鳥！

＜DATA＞
■Capilano Canyon
距離：2.6km
標高差：100m
所要時間：1時間（孵化場での見学時間は除く）

ウィスラー

カナディアンロッキーと並ぶ山岳リゾート。ガイドおススメは、ゴンドラを使って一気に標高1850mまで上がり、ハーモニーレイクという小さな湖まで行くコース。トレイルはほぼ平坦。初夏には高山植物が咲き乱れ、周囲の山々の一望できますよ。

ゴンドラや、ビレッジなどウィスラーの詳細はこちら＞＞＞ウィスラー

＜DATA＞
■Harmony Lake
距離：2.5km
標高差：130m
所要時間：1時間～1時間半（ゴンドラ乗車時間は除く）

ローレンシャン高原

秋には紅葉でたくさんの観光客で賑わうメープル街道の中でも、ピカイチの人気を誇るのがローレンシャン高原。高原というだけあって、小高い丘が連なり、紅葉シーズンに赤く染まる楓の森を歩くのはロッキーやウィスラーなどでは味わえない、独特の雰囲気が楽しめます。

そのローレンシャン高原の中心にあるリゾートがモン・トランブラン。ウィスラーのようなスキーリゾートですが、仏語が公用語のケベック州内にあるため、ヨーロッパ的な雰囲気が漂います。こちらもウィスラーと同様、ゴンドラでモン・トランブランの頂上まで上って歩くのがおススメ。特にLE360というコースは、その名が示すように、360度のパノラマが楽しめるコースです。もちろん、脚力に自信のある人は、ゴンドラを使わずに、自力で登頂することも可能ですよ。

ゴンドラなど、モン・トランブランの詳細はこちら＞＞＞メープル街道

＜DATA＞
■LE360
距離：2.5km
標高差：60m
所要時間：1時間