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魅惑のミッションDSG搭載のVWゴルフが2ケタ万円(2ページ目)

輸入車のハッチバックの中でおそらく最も知名度の高いと思われるVWゴルフ。その旧型(5代目)にはDSGと呼ばれる2ペダルMTを搭載したモデルがあるのですが、それらもようやく100万円以下になってきました。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

豪華装備のGTXや、現行型に近いTSIトレンドラインがオススメ

以前は大衆車の代名詞のような車だったゴルフが、高品質にチカラを入れたのが4代目(旧々型)。5代目はそれにプラスして、走りの質も向上させました。6代目となる現行型が、5代目をブラッシュアップしたビッグマイナーチェンジのような車となったことは、5代目の品質と走りがいかに優秀だったかという証だと言えます。
VWゴルフGTI  インパネ

4代目で一気に上がったインテリアの品質は5代目でも当然健在。写真は専用メータークラスターやアルミの専用ロゴプレート入りステアリングなどを装備したGTI。100万円前後で探せる車のインテリアとしてはかなり魅力があります


件のDSG搭載車を時系列で見ていくと、まず最高出力200psを発揮する2L直噴ターボを搭載したGTXが2005年3月に、次いで同じエンジンを搭載したゴルフのスポーツモデルであるGTIが2005年6月に、最強モデルとなるR32(最高出力250psの3.2L V6を搭載)が2006年2月に登場しています。

さらにターボ&スーパーチャージャーを組み合わせた1.4L直噴エンジンを搭載するGT TSIが2007年2月、同じエンジンを搭載したTSIコンフォートラインが2008年1月、最後に1.4L直噴にターボだけを組み合わせたエンジンを搭載するTSIトレンドラインが2008年6月から販売されました。

ちなみに最後のTSIトレンドラインは7速、他は6速DSGとなります。ともかく、2004年にデビューした当初の普通のAT搭載車は何だったんだと言うくらい、一気にDSG搭載車のグレードが増えていきました。
VWゴルフGTXundefinedシート

写真はGTXのインテリア。ウォールナットウッドパネルと本革シートが標準装備。また運転席はパワーシートで、純正DVDナビ、ディスチャージヘッドライト、クルーズコントロールなどの豪華&快適装備も備えています


では中古車市場は現在どうなっているのか。例えば新車時価格が439万円(4ドア)と高く、最強ということで人気もあるR32は、走行距離5万km以内で探すと200万円を超えます。中身が同じアウディA3 3.2ならもっと安く買えますから、私としては次のモデルをお薦めしたいと思います。

まず、台数は少ないですが豪華装備のGTXなんていかがでしょう。前ページで述べたように2ケタ万円から狙えますし、スポーツモデルGTIと同じパワーユニットなのに本革シートという贅沢さを併せ持った一台です。

また5代目で唯一7速を搭載するTSIトレンドライン(新車時価格248万円)もお買い得ではないでしょうか。確かに最廉価版ですから装備は最小限ですが、現行型のTSIコンフォートラインと同じ1.4L直噴にターボと7速DSGという組み合わせ。5代目のビックマイナーチェンジのような6代目に、一番近い車です。原稿執筆時点で98.9万円(2008年式/3.1万km/修復歴なし)から見つかります。

まぁ、好みは人それぞれですが、ともかく5代目ゴルフはおいしくなっています。このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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