女性の髪の悩みに効果的といわれる「IGF-I」とは

All About「男のヘアケア」ガイド・岡嶋研二氏。2012年4月に育毛専門クリニック「名古屋Kクリニック」を開院されました

All About「男のヘアケア」ガイド・岡嶋研二氏。2012年4月に育毛専門クリニック「名古屋Kクリニック」を開院

女性の薄毛や白髪が改善したり、髪のコシ・ハリ・ツヤが蘇えったり……そんな女性の髪の悩みに効果的なものがあると聞くと、試したくなりませんか。

キーワードは、「IGF-I(アイジーエフワン)」という、ヒトの体内に存在する物質。そのIGF-Iを増やすことで、薄毛の悩みを解消し、アンチエイジングに効果的であると提唱しているのが、All About「男のヘアケア」ガイド・岡嶋研二氏です。今回は、岡嶋氏に女性の髪の悩みに効果的といわれるIGF-Iについてお話を伺いました。

薄毛に効果的なIGF-Iとは?

「IGF-I」とは、「Insulin-like Growth Factor-I」を短縮した呼び名で、日本語では「インスリン様成長因子」といいます。IGF-Iは、髪の成長に関わる根本的な働きを高めることで注目を集めています。

このIGF-Iを効果的・効率的に増加させる仕組みを解明したのが、岡嶋氏です。IGF-Iにはどんな効果があるのか、男性、女性に関係なく、その効果が期待できるのかを伺いました。

岡嶋氏「結論から言うと男性、女性を問わず、効果が期待できるといえます。IGF-Iはヒトの身体の中に存在するもので、筋肉、骨、皮膚、神経、内臓のほか、唾液などに含まれているアミノ酸の結合体です。このIGF-Iを体内で増やすことで、薄毛の改善、白髪の減少、髪のコシ・ツヤを良くする効果が期待できます。

女性は更年期近くになると髪が細くなったり、抜け毛・薄毛が加速したり、白髪が増加したり、髪の悩みが増えてきます。これらは、女性ホルモンの減少によって引き起こされるといわれています。女性ホルモンの作用の多くは、IGF-Iによって発現しており、身体の中のIGF-Iを増やすことにより更年期近くにみられるこれら女性の髪の悩みを解消することが期待できます。

近年、IGF-Iが増加することで、髪の悩みだけでなく、アンチエイジングに大きな効果があることがわかりました。例えば、肌の老化防止や骨密度の上昇、糖尿病や高血圧などの生活習慣病予防、免疫力の増強、高齢化社会の到来と共に大きな社会問題となっている認知症やうつの改善などに役立つと思われます」

大豆と唐辛子でIGF-Iを増やす

女性の薄毛の悩みに効果的なのが、イソフラボンとカプサイシンの同時接種。1日の目安は豆腐半丁+とうがらし2g

女性の薄毛の悩みに効果的なのが、イソフラボンとカプサイシンの同時接種。1日の目安は豆腐半丁+とうがらし2g

女性にも効果がある、IGF-I。では、体内でIGF-Iを増やすには、どうすればよいのでしょうか。

岡嶋氏「基本的には、知覚神経を刺激すると体内のIGF-Iが増加します。具体的に言えば、頭皮の知覚神経を直接刺激することで頭皮の毛根のIGF-Iが増え、育毛が促進されます。例えば、お灸や鍼、頭皮マッサージ、温泉や風呂につかるなどの方法で、知覚神経を直接刺激することができます。

知覚神経を直接刺激する以外にも、カプサイシンやイソフラボンなどを食べて胃や腸の知覚神経を刺激することでも、全身のIGF-Iが増加することがわかっています。胃腸での知覚神経の刺激情報がいったん脳へと伝達され、さらに全身へと伝えられ、頭皮の毛根を含めた全身の組織でIGF-Iが増加するというわけです。

胃の知覚神経を刺激する効果があるのが、カプサイシンやイソフラボン、つまり、大豆製品とうがらしです。この組み合わせが一番効率よく胃腸の知覚神経を刺激することを突き止めました。このほか、わさびやショウガ、発酵食品、鮭の赤い色素(アスタキサンチン)などを摂取することで、IGF-Iの増加が認められています」

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