ロック寺で全員性転換
ガイド:ぶどう÷グレープは、問題作(例えば、「F・N・T!」「ゆりちゃんのうんこがでますように」)が突然収録されたりします。今回の問題作は方向性は違いますが、オープニング曲でPVも制作された「すってんころりん」ですね。メンバー全員性転換しているPVというのはありそうでなかったアイデア! これは、どんなふうに思いついたのですか? 実際のライヴでも、このパターンでやってください(笑)。
くみんこ:
最初、メンバーがひたすら転び続けるPVというアイデアもあったんですが、すってんころりんという言葉から、性のすってんころりんというアイデアに。
ながい:
「すってんころりん」は今回のアルバムを先導して引っ張って行く強力なナンバーだと思う。これをより強烈に印象づけるために捨て身の戦法に出ました。メンバー全員性転換ということがすってんころりんなワケだし。まあ撮影で自分達が遊んでいたいし。実際、当日はお互いを大笑いしながらの撮影で刺激的でした。ライブでこのパターン、、それは考えなかったけど、イイかも。でも、場末のビジュアル系って感じかな~。ひっひっ。
くみんこ:
ながい÷グレープのことを可愛いっていうファンの方がいるんですけど、撮影の時、生で見たら・・・本当に気持ちが悪かったですよ(笑)。
ライヴでは・・・ひげが痒いんですよね・・考えておきます(笑)。
ガイド:
PVに目を取られて、曲のことがおろそかに。ぶどうならではのニューウェイヴなロケンロール! 演奏しているのも、どこかのお寺みたいですが、よく許可が下りましたね?
ながい:
すってんころりんという言葉の響きから、仏教的な雰囲気も感じまして、、一休さんとか連想したり、、それで、あえてお寺で撮影させていただきました。住職はビートルズが好きだったりして、ロック寺(笑)なので仏様方も喜んでくれた事と思います。
くみんこ:
特に縛ることもなく、控え室も用意してもらい、何から何まで親切にしていただいて・・・あんな気持ち悪い男達(苦笑)がウロウロしていてもなにも言わず・・・。音楽好きの住職さんが理解のある方で、協力してくださいました。仏教って本当に懐が深いんですよね。私の母校の名古屋音楽大学も仏教なんですが、袈裟を着た学長とお線香の香りの中、西洋のハーモニーで聖歌を歌ったり!! そんな仏教の懐の深さ、素敵だなって思いました。