テクノポップ/アーティストインタヴュー

ぶどう÷グレープ~彼の名前を思いだせない(5ページ目)

ぶどう÷グレープ、6枚目のオリジナル・フルアルバム『彼の名前を思いだせない』、4月25日に発売!現在、アーバンギャルドと並び、本サイトでのインタヴュー最多登場です。問題作の「すってんころりん」、サビが忘られなくなる「スーパーペイン」などひねくれポップで2年ぶりの登場!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

アヴァンギャルドで違う世界

ガイド:
続く「目隠し」は、一言言えば、渋い! アヴァンギャルドなぶどうを体験した気がしますが、今までには無かったパターンの曲ですよね。

ながい:
これ、メインのシンセリフは3拍子、リズム隊は8ビート。確かにアヴァンギャルドなんだけど僕のアタマの中では試す前から完成図が構築出来てましたね。その通り、図面通りにセッションしていって、想像通り仕上がりました。後ろで8ビートにノッて鳴ってるシンセ音はくみんこが弾き、後半のクールなサックス・ソロはジモうた作曲家の小島勇司がゲストで吹いてます。

くみんこ:
3拍子と4拍子が混ざっているんですが、くみんこはレードシレードシレードシ・・ってはいってるシンセとボーカルを担当していて、最初、頭が狂いそうになりながら弾き歌いしてました。違う世界にいけます(笑)。

旧グッゲンハイム邸

ガイド:
2月4日に行われた神戸、塩屋の旧グッゲンハイム邸でのライヴは、味わいのある、しかもハコで近距離で生ぶどうが見れてよかったです。アメリカに続いてイギリスでのツアーも計画されているようですが、ブリティッシュニューウェイヴの影響も強いぶどうですから、きっと受けるのではないかと思っています。

くみんこ:
神戸のときステージに立ったら、ライヴ前にメンバーみんなで行った商店街の鉄板焼きやさんで出逢ったおじさんが、観に来てくれてたんですよね。生で音楽を感じるっていうのは良いもんだなぁ!!と喜んでくれていて、素直に嬉しかったです。

ながい:
nagaigrape

ながい÷グレープ

旧グッケンハイム邸の時は音響トラブルがあって、それで苦し紛れにアドリブ的な演奏をテージでやったりして、それも楽しくて。やっぱりぶどう÷グレープって人力演奏だなあ、ロックバンドだなあとあらためて実感しました。イギリスかぁ、今の日本にも通じるんだけど、昔の栄光を懐かしみ、今はなんか元気ない国みたいなイメージがあるよなあ。景気付けにちょっくらひと暴れしてくっかあ!!

くみんこ:
ぶどう÷グレープの新作「彼の名前を思いだせない」、ほんとかっこいいと思う。ちょっと悔しいけど、うちのメンバー、憎いくらいかっこいい。ライブに来たらもっと興奮すると思うから、観に来てほしい!! 老若男女問わず。


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<関連サイト>
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