デジタルカメラ/デジタルカメラの基礎知識

手持ちのデジカメがWi-Fi対応に変身! 東芝 FlashAir(2ページ目)

スマートフォンやパソコン、SNSなどに、撮影した写真をワイヤレスで送信できる、Wi-Fi機能を搭載したデジカメが最近増えていますが、手持ちのデジカメを簡単に“Wi-Fi対応”にする方法があるのです! 無線LAN通信機能を搭載したSDHCメモリカード「東芝 FlashAir」は、専用アプリケーションを使わずウェブブラウザを活用。端末を選ばず使える点に注目です。

中井 隆

執筆者:中井 隆

デジタルカメラガイド

スマホやパソコンから直接アクセスできる!

FlashAir設定用のアプリケーション。対応OSはWindows Xp/Vista/7

FlashAir設定用のアプリケーション。対応OSはWindows Xp/Vista/7

FlashAirには、他の無線LANメモリカードやWi-Fi搭載デジカメにはない特長があります。画像を閲覧したりダウンロードするための専用アプリケーションが用意されていないのです。

付属しているのは、FlashAirのSSIDやパスワードの書き換え、ファームウェアの更新などを行うためのパソコン用アプリケーションのみ。

 

SSIDの名称やパスワード、ファームウェアの更新などが行える

SSIDの名称やパスワード、ファームウェアの更新などが行える

画像の閲覧やダウンロードには、スマホやパソコンに付属しているウェブブラウザ(Internet ExplorerやGoogle Chromeなど)を使用するのです。つまり、ウェブブラウザがあればOSや機種を問わずにFlashAirを使いこなせるのです。 

 

設定・操作はとても簡単! 

Android端末では設定画面で「無線とネットワーク」選択。「Flashair」のSSIDを探して、所定のパスワードを入力

Android端末では設定画面で「無線とネットワーク」選択。「Flashair」のSSIDを探して、所定のパスワードを入力

設定や操作はいたって簡単。FlashAirをデジカメに差し込み電源を入れれば、無線LANが自動的にオン。次に接続したいスマホやパソコンの無線LAN設定画面で「Flashair」(初期設定)のSSIDを選び、パスワードを入力すれば接続完了です。

 
ウェブブラウザで「http://flashair/」にアクセスすればFlashAir内のフォルダが表示される

ウェブブラウザで「http://flashair/」にアクセスすればFlashAir内のフォルダが表示される

そしてウェブブラウザを起ち上げて「http://flashair/」のアドレスにアクセスすれば、FlashAir内のフォルダ一覧が表示されます。

 
撮影日時ごとに画像データを表示

撮影日時ごとに画像データを表示

あとは必要な画像データをダウンロードするだけ。JPEGなど画像だけでなく動画や音声、書類データなどもやりとりできます。

 
画像データをタップすると大きな画面で表示される。表示速度はWi-Fiの接続環境によって変わってくる

画像データをタップすると大きな画面で表示される。表示速度はWi-Fiの接続環境によって変わってくる

さらに、今後発売予定のFlashAir対応デジカメなら、機器間のデータ送受信のほか、SNSや写真共有サイト、クラウドサービスへの直接アップロードなども可能になるのです。

 

同様の機能を持つ商品として「Eye-Fiカード」がすでに有名ですが、次のページでは両者の違いについて説明しましょう。

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