長崎・上五島で教会巡り
さて、宿に向かう前に教会巡りをしてみませんか? 短時間でポイントを絞って見たい人は、新上五島町観光物産協会へ電話をして、ボランティアガイドのツアーを事前に申し込んでおくのがいいのでしょう。なかには、郷土菓子を手作りして差し入れてくれるガイドさんもいます。これは、「ふくれまんじゅう」と呼ばれ、キリシタンの人たちが祭事の時に作る甘い餡が入ったお饅頭。そんな触れ合いも楽しいですね。詳しい内容は、以下のホームページを参考にどうぞ。
http://www.nagasaki-tabinet.com/guide/1009/
(上五島ふるさとガイドの会)
ガイドツアーを予約できなかったとしても、レンタカーを借りることができれば、自身で教会を訪ねることもできます。その場合は、マナーを守りましょう。以下、主なものを挙げておきますので、参考にしてください。
<教会での注意事項>
・内陣(祭壇)には絶対に立ち入らないようにしよう。
・内部の写真撮影は止めよう。
・飲食や喫煙は禁止です。
・大声で騒いだり走りまわらない(子供同伴の場合は同伴者が気を配ろう)。
・祭礼品、装飾品には、むやみに手を触れないようにしよう。
教会のなかでも、是非訪ねたいのが「頭ヶ島教会」と「青砂ヶ浦教会」の2つ。
頭ヶ島教会は、島民が地元産の石を1つひとつ手で積んだ石造りの教会。教会建築上類をみない高い価値は、世界遺産暫定リストにも入っているほどです。重厚な外観の反面、内部はパステルカラーでまとめられ、島の花である椿をデザインしたステンドグラスは、思わず微笑んでしまうほど愛らしいものです。
一方、レンガ造りの青砂ヶ浦教会は、国指定重要文化財であり上五島のシンボル的存在です。教会の入口や、座る席も男女別に分けられており、昔ながらの風習を守り続けています。
また、敷地内にはゴミは一切落ちていませんし、植栽も大変綺麗に手入れされています。信者さんたちの想いに気を配りながら、静かに祈りを捧げましょう。
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