電子デバイスや室内の質感など、特別感がいっぱい
デビュー当時のエンジンは、最高出力272ps&最大トルク35.7kg-mを発揮するV6の3.5Lと、306ps&46.9kg-mを発揮するV8の5L。いずれも7速ATが組み合わされました。このミッションはマニュアル操作ができるほか、スポーツモードや、雪道での発進時などに使うモードが用意されています。また高速道路などでアクセルをグッと踏み込むと、力強く加速するために7速から5速へ一気にシフトダウンします。もちろん装備類は充実していて、DVDカーナビ&6連奏CDチェンジャー、前後左右独立エアコン、前席パワーシートは標準装備。CLS500は本革シート、harman/kardonサウンドシステム、サンルーフなども標準で備わります
2006年9月には5Lが5.5Lエンジンへと変更され、グレード名はCLS550となりました。また2008年5月には内外装のリファインが行われています。
さらに5L(及び5.5L)モデルの足回りにはAIRマティックDCサスペンションが奢られています。これは、通常は快適性を保ちながら、高速コーナリングや急加速時などでエアスプリングとショックアブソーバーを自動制御して瞬時にスポーティな足回りに変えてくれるというもの。運転席のスイッチで通常走行からスポーティ、さらにスポーティの3段階を選ぶこともできます。
安全面では、SBC(センソトロニック・ブレーキ・コントロール)が全車に標準装備されています。これは、例えばドライバーがアクセルペダルから急に足を離すと急ブレーキの前兆と判断し、ブレーキディスクとパッドの感覚を狭めて、素早く最大の制動力を発揮するように備えるなどしてくれるもの。
後席のセパレートシートを仕切るように、センターコンソールが備わっています。そこにはウッドのスライド式のフタが備わった小物入れが用意されています。自分で運転するのもいいですが、たまには後ろに座ってみたくなる車です
つまりドライバーのペダル操作や、走行時の状況などを瞬時に判断し、4輪個別のブレーキをコントロールするというものです。雨天時走行時にはブレーキディスクの水膜を除去したり、坂道発進時の後退も抑えてくれます。
こうした電子デバイスの充実ぶりもさることながら、CLSはやはりラグジュアリーな内外装も大きな特徴です。例えばインパネに貼られたウッドパネルは1枚板で、職人による手作業で仕上げられています。またドアやセンターコンソールのトリム、シートなどには丁寧な仕上げのステッチが施されています。
もちろん長距離を走っても疲れない、メルセデス・ベンツならではの乗り心地はその内装のラグジュアリーさと相まって、乗る人を快適に目的地まで届けてくれます。それが新車時の約4分の1の価格から狙えるようになった今、実際に見に行って確かめてみてはいかがでしょうか。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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