最近物忘れがひどくなってきたと感じる人はいませんか? 日頃から頭を使うのも大切ですが、栄養と記憶力には関連性があることが報告されています。バランスの悪い食生活は、物忘れを促進することもあります。特に年配者ではこの傾向が顕著で、栄養素不足で脳がきちんと機能していないのに、認知症と勘違いされてしまうほどの状況に陥ることもあります。

物忘れ

あれ、何だったかな?

また、脳の血管が詰まることによって神経に障害が出て認知症につながるケースもあります。血液がドロドロになってしまっている人は注意しましょう。タバコを吸う人、血圧・コレステロール・血糖値の高い人は血液ドロドロの可能性が高いので、健康改善に取り組みましょう。

食生活のポイント

ビタミンB群を十分に食べて記憶力アップ
ビタミンB1、B6、ビタミンB9(葉酸)、ビタミンB12には、脳の正常な機能を保つ役割があります。神経伝達物質の生産、脳と神経細胞のコミュニケーションなどに関わるため、これらの栄養素が不足すると記憶力に障害が出る可能性もあります。ビタミンB群は、雑穀米や雑穀パンを主食とし、たっぷりの緑黄色野菜と果物、豆類、ほどよく動物性食品を食べることで十分に摂取することができます。外食の多い人や、好き嫌いの多い人では不足し易い栄養素なので注意しましょう。

脳の健康を守ってくれる魚を食べる
魚、特に青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸には、加齢に伴う記憶力の減退を防いだり、アルツハイマー病を防ぐ働きがあるといわれています。ラッキーなことに、日本では安価でおいしい魚が簡単に手に入ります。塩焼き、煮付け、から揚げ、刺身など食べ方にも変化をつけて楽しめる点が魅力です。また、肉より魚を食べることで、ドロドロ血液の原因になる飽和脂肪酸の摂取量を減らすことができます。

チョコレートにも効果が
チョコレートは、脳への血流を増やし脳の機能を活性化したり、加齢に伴う脳機能の低下を遅らせる働きがあると報告されています。ポリフェノールが含まれるカカオが多く使用されているダークチョコレートを探しましょう。特に健康のために食べたいと思っている人は、カカオが70パーセント程度含まれているチョコレートがお勧めです。ただしチョコレートの食べすぎは、カロリーオーバーにつながるので気をつけて下さいね。

動物性食品をあまり食べない人はサプリメントも
ベジタリアンやマクロビオティクスに取り組んでいる人は、ビタミンB群が十分に摂取できているかチェックしてみましょう。菜食主義ではなくても、動物性食品をあまり好まない人も栄養バランスを確認しましょう。特に、神経の機能と強い関わりのあるビタミンB12は動物性食品に多く含まれ、植物性の食品から十分に摂取するのは困難です。

ブルーベリーを食べよう
ブルーベリーに含まれるアントシアニン(ポリフェノールの一種)という色素には抗酸化作用があることが知られています。筋肉の機能や加齢に伴う記憶力の減退を改善する働きがあることも示唆されています。

サプリメントを試してみる
いちょう葉(Ginkgo biloba)はアルツハイマー病、認知症、記憶力改善の効果が示唆されています。ただし、血液凝固に問題のある人やアレルギーの恐れがある人は服用の前にかかりつけの専門家に相談してください。

おすすめ食材

オメガ3脂肪酸が豊富
さば、まぐろ、さんま、うなぎ、ぶり、いわし、さけ、くるみ

ビタミンB1が豊富
豚肉、雑穀米、雑穀パン、グリーンピース、豆類、ナッツ類

ビタミンB6が豊富
じゃがいも、バナナ、豆類、オーツ麦、肉、魚、ほうれん草、アボカド、大豆

ビタミンB9(葉酸)が豊富
豆類、ほうれん草、アスパラガス、グリーンピース、ブロッコリー、アボカド、オレンジ、卵、パパイヤ、メロン、バナナ

ビタミンB12が豊富
肉、魚、貝類、乳製品、卵
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