焼酎/米焼酎

芋焼酎より古い球磨焼酎(米焼酎)、人気蔵リポート(4ページ目)

世界の自由貿易を守る機関である「世界貿易機関(WTO)」のTRIPS協定(知的所有権に関する協定)で、「地理的表示に関する表示基準」に指定されている伝統の熊本県の米焼酎「球磨焼酎」。シャンパーニュやボルドー、コニャック、スコッチウイスキーと並ぶブランド酒だ。人気の蔵元を訪ねた。旅行者にも買いやすいショップもご紹介。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

「しろ」「白岳」の高橋酒造

白岳

「白岳」の文字がすがすがしい白岳伝承蔵

翌日は、「しろ」や「白岳」で知られる高橋酒造へ。6万石~9万石の製造力があるこの地方ではナンバーワンのメーカーだが、銘柄数は多くない。

 

白岳

「しろ」の空き瓶をアレンジして生まれるオリジナル酒器はかなりおしゃれ

熊本酵母の「白岳」、精米率の高いライトタイプの代表「しろ」、全麹仕込みで濃い「待宵」、吟醸の「銀しろ」、樽熟の「金しろ」がすべてのラインナップだ。
この高橋酒造の功績は、焼酎は匂いがあって飲みにくいものという概念を、減圧蒸留の技術で払拭したこと。発売以来、飲みやすく洗練された米焼酎の味わいは全国的に人気で、ライトな米焼酎のイメージを牽引している。

 

白岳

巨大な麹室。製造量ナンバー1の姿だ

焼酎初心者や最初の一杯には、おすすめの米焼酎だし、各種カクテルにもアレンジしやすい。一般の観光客も訪れやすいショップを兼ねている。
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