アルファロメオ/アルファロメオ

クルマとミュージック、音の共存とは(2ページ目)

エンジンと意志をもって繋がっていられるマニュアルギアを積んだジュリエッタでのアーバンドライブ。盛り上げてくれるのは、何もエンジンサウンドやハンドリングレスポンスだけじゃない。クルマの官能的なサウンドと共存してくれる音楽も格好のパートナーだ。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

ドライブを盛り上げる、もうひとつのこと

アルファロメオジュリエッタ

人かげもみえない時間帯ならば、ブティック街の交差点でもドライビングファンが味わえる。ゆっくりとステアリングホイールを切り込めば、車体がリニアな反応をみせる。それを誰にも邪魔されることなく、じっくりと嗜むのだ


アルファロメオジュリエッタ

10スピーカのうち、実に8つが前後ドアに埋め込まれた。4cmのツイーターと16.5cmの中低音域用スピーカーの組み合わせが、各ドアに装備されている。残り二つは、ダッシュボード中央の8cm中音域用スピーカとスペアタイヤリム内の11.5cmウーファーだ

マニュアルギアの喜びは、エンジンと意志をもって繋がっていられることにある。しばらくは、そのパワフルなエンジン性能と、耳と身体を心地よく震わせるメカニカルなノイズ&振動、そして手応えも確かなステアリングフィールを思うぞんぶん楽しんだ。

これらはすべて、ワインディングロードなどに出向かなくとも、たとえば人出前の早朝のような交通量の少ない時間帯を狙えば、都会でだって楽しめるもの。いわゆるホットハッチが、都会派スポーツカーと言われる所以である。実用、ときどき、ドライビングファン……。

早朝ひとりのドライブを盛り上げてくれるのは、何もエンジンサウンドやハンドリングレスポンスだけじゃない。クワドリフォリオに標準装備されている10スピーカーのボーズサウンドシステムも、格好のパートナーである。

国産車からアルファロメオ8Cコンペティチオーネまで、かねてからボーズのスピーカーシステムを愛用してきたボクが最も気に入っているのは、ボーズのシステムが、クルマの官能的なサウンドと好きな音楽とを共存させてくれる点にあった。要するに、音楽がクルマの邪魔をしない。それでいて、歌や楽器がよく耳に届く。

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