テクノポップ/アーティストインタヴュー

春に向けてSound Around(3ページ目)

2月29日に新曲『Brandnew Fantasy』を2年ぶりに配信リリースしたばかりの、Sound Aroundの松村哲矢さんと石塚英一郎さんに登場いただきます。新曲はAmazon.co.jpのJ-POP部門で上位にランクされ、春に向かって発進中!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Everyday Everynight feat. Kaori

ガイド:
2曲目の「Everyday Everynight」は、いつもコラボされているKaoriさん。こちらの方は、音にも厚みがあってシックなサウンドですね。今回は制作環境にも何か変化があったのでしょうか?

石塚:
松村がデモを持ってきた頃、ちょうど愛用のDAWのCubaseとソフトサンプラーのHALionを最新バージョンにアップデートしたすぐ後でしたので、ぼくはとてもテンションが上がってました(笑)。

アレンジの段階で音色やオートメーション(シンセのツマミを記録させる機能)などを最初からできるだけ作り込み、本来はアレンジ後に必要なミックスダウンという工程をアレンジと同時に進めていきました。この制作の仕方はPCへの負荷がとてもかかるのですが、近年のCPUの進化がそれを可能にしてくれました。うまく初期衝動を生かして作ることができたかと思うのですが、それにはマシンパワーの増大も大きく寄与しています。本当に良い時代になったと思います!

ガイド:
第1回目のインタヴューの際、「二人ともメロディー重視、石塚さんはポップ担当、松村さんは雰囲気担当」というお話がありました。新曲のクレジットを見ていないので想像なのですが、1曲目が石塚さんの影響、2曲目が松村さんの影響が強いのかなと?

松村:
今回の曲は2曲とも原曲は僕なのですが、アレンジに関しては2人でじっくりと制作できたので、お互いの良さがバランスよく引き出せたのではないかと思います。
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