豊かな低音が魅力
YAS-101なら、テレビの前に手軽に置いて楽しむことができる
音量を大きくしないでも、映画、音楽、日常のテレビ番組が、「こんなにいい音だったんだ!」と気付くことでしょう。
それもそのはず、テレビはデジタル放送になって以降、音質はFMラジオからCD並に向上しているのです。その音声をデジタル方式のまま、テレビからYAS-101へ送り込む訳ですから、音が良いのです。
特に、放送によるAAC 5.1ch音声や、ブルーレイ/DVD作品に収録されている5.1ch音声を利用すると、低音はより厚みを増して部屋中に音が充満するかのようです。
音に包み込まれるようなサラウンド感が楽しめる
YAS-101は、デジタル放送のAAC 5.1ch サラウンド音声、ブルーレイやDVDに収録されているサラウンド音声を、本体に搭載した2個のスピーカーでバーチャルサラウンド化してくれる機能があります。本来の5.1chなどと呼ばれるサラウンドは、リスナーを取り囲むように配置したスピーカーで、前後左右の立体感や、包み込むような臨場感を生み出しますが、これに対しバーチャルサラウンドは、聴覚の特性を利用し、前方2個のスピーカーのみで、立体感や臨場感を得る技術です。
実際にYAS-101の操作で「ステレオ」と「サラウンド」を聞き比べると、その差は歴然。「ステレオ」ではスピーカー周辺に偏っていた音が、「サラウンド」に切り換えると、スピーカーの存在を忘れてしまうほどに広がります。包み込まれるようなサラウンド感も楽しいですが、長時間の視聴でも疲れが少なそうです。
大半のテレビ番組は2chのステレオ放送ですが、これらの2ch音声もサラウンド化してくれる機能が備わっています。5.1chの音声を利用した時に比べると、広がり感や包囲感は限定的ですが、開放的で気持ちよく聴けるので、いつも「サラウンド」にしておけば良いでしょう。