セクシュアルマイノリティ・同性愛/ゲイライフ

困難な時代を超えた40年愛…『J・エドガー』(5ページ目)

FBI初代長官J・E・フーバーと彼の右腕だったクライド・トルソンとの40年以上におよぶ愛の物語。『ミルク』の脚本家であるダスティン・ランス・ブラックと名匠クリント・イーストウッド監督が、期待以上に素晴らしい映画を届けてくれました。

後藤 純一

執筆者:後藤 純一

同性愛ガイド

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じゅんとあさこの「お気に召すまま」

 

第66回 ダンナの誕生日祝い

実は『J・エドガー』を観たあと、ディカプリオってどことなく…輪郭とか、眉毛とか、ダンナに似てるなあと思い、行きつけのお店でついポロっと「似てるよね」と言っちゃったのですが、当然のように「気のせいよ」「アバタもエクボとはよく言ったものね」と一笑に付されました(本人も否定してました)
ここだけの話ですが(笑)、僕が『J・エドガー』で3回くらい泣いてしまったのは、エドガーとクライドの愛の物語に感情移入しまくりで、シンクロ率がハンパなかったからです。要は、二人の関係がどことなく自分たちに似てた(見た目ではなく…汗)からなのでした。

さて、そんな「我が家のレオ様」が先日、誕生日をお迎えあそばされました。以前はゲイバーでお誕生日会などもやっていただいてたのですが、生来の照れ屋ゆえ、いつからか辞退するようになり、うちでも「別にいいからね」と言うようになり…。とはいえ、さすがに何もしないわけにはまいりません。それなりのお祝いをしなくては…と思っていました。

あいにく誕生日当日は平日で、おたがい早く帰れるかどうかわからない状況だったので、ご飯を食べるとかの約束は特にせず、前夜にケーキ(といっても、そんなにケーキ好きではないので、コンビニで小さいのを何種類か)を買っておき、日付が変わったあとでサプライズ、というのと、当日、仕事帰りに(残業になりそうだったところを「体調が…」と言って回避し)プレゼントを買って、渡しました。すごい悩んだけど、ダンナが喜びそうな物を選んで、無事に喜んでもらえました(ほっとひと安心)

ダンナの携帯には、1日中、たくさんのおめでとうメールが届いたそうです。帰ってきてからも(うれしい悲鳴をあげながら)ずっとお返事を書いていました。ダンナは友達がものすごく多いわけではない(二丁目ではふつうくらい?)と思いますが、たぶん僕よりもたくさんお祝いメッセージをもらっていました。人徳だなあと思います。裏表なく、真っ直ぐで、さっぱりしていて、人づきあい(お酒の席とか)が好きで。素直に好意を伝えられる人なんですよね。

たぶん(僕みたく)誰にでもいい顔をしようとする八方美人タイプより、ダンナみたいに(人見知りはするけど)実直なタイプのほうが、友達甲斐があるんだろうなあ、と思います。見習わなくては…
ともかく、43歳の誕生日、おめでとう!でした。
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