マンション相場・トレンド/新築マンションレポート

竣工時でもOK!カスタムオーダーメイドマンション発表(2ページ目)

『自分好みに、マンションの専有部をオーダーメイドしたい』  好きな部屋で暮らすことは、長く快適にマンションライフをおくる第一歩でしょう。住友不動産が導入を発表した「カスタムオーダーメイドマンション」は、今までのメニュープランを大幅に上回るバリエーションと対応期間で注目です。その効用を考えます。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド

 

中住戸の方がメニュー数が多い
基本プランのユニットも重要

実際に、対象となっているモデルルームをいくつか見学しました。メニュープランを作るうえで、基本ユニットはとても重要です。例えば、玄関の位置や窓の位置は、共用部になるので変えられません。メニュープランの良し悪しが、まずは基本プランの質に左右されると思います。
シティテラス西荻窪

シティテラス西荻窪完成予想図。中庭を設けたプランニング。木立を愉しみながら寛げるプランをチョイス

例えば、シティテラス下目黒のモデルルームタイプの開口部は、横長リビングでも洋室とリビング・ダイニングに分けても開放感あるように開放感あるサッシュが配置されています。窓は、家具配置ができないためインフィルのプランニングにも制約を受けます。総じて、中住戸の方がメニュー数は多くなっているようです。
 

共用部があってこそ、室内が活きる

かつて、広尾ガーデンヒルズの人気理由について地元の業者に尋ねたところ共用部がグレードが高いことと広いことを挙げていました。古くなって、内部はカスタマイズできるが外観や共用部は勝手に変えられないからとのこと。

これまでも建物の外観や共用部のデザインに注力してきた住友不動産が今回間取りのカスタマイズに取り組むのも、大量生産から個重視に変る流れかもしれません。ニーズの多様化が進む中、こうした間取りのカスタマイズに関するトレンド動向にも注目していきたいと思います。

 
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