タイガー・ウッズ登場!
全英オープンの舞台のひとつであり、ゴルフ発祥の地と言われるセントアンドリュース オールドコース
セベは、1979年の全英オープンでの最終日の16番ホールで、ティーショットを曲げ駐車場から打ってバーディーを奪い優勝。ファルドは、96年のマスターズで、ゴルフ史に残る大逆転でグレッグ・ノーマンを破り優勝しています。
こうした記憶に残る印象的なシーンを数多く持っているのも超一流ゴルファーの所以です。
そして、97年のマスターズには、タイガー・ウッズが史上最年少で優勝します。それから現在までメジャー通算14勝。タイガーは、実績、技術、カリスマ性、どれをとってもゴルフの歴史の中で最高のスーパープレーヤー。ゴルフという競技の枠を超えて、多くの尊敬を集めています。2008年からはメジャー勝利から遠ざかっていますが、復調の兆しもあり、2012年は活躍が期待できそうです。
タイガーを脅かすほどのライバルはなかなか存在しませんが、メジャー4勝のレフティ、フィル・ミケルソンや3勝のアーニー・エルス、ビジェイ・シンなど、多くのグッドプレーヤーが存在します。
現代のゴルフファンも、この時代のプレーヤーが一番馴染みがあるのではないでしょうか?
2000年以降に限ると、それ以降メジャー大会に複数回勝利したプレーヤーは、レティーフ・グーセンやパトレイグハリントンの2人のみ。その競争はし烈で、複数回優勝ともなるとかなり難しいといえます。
タイガー・ウッズがプロ入りした時に、ジャック・ニクラウスは、「タイガーは自分とパーマーのメジャー勝利数を足した数(注 計25勝)くらい、メジャーに勝利するだろう」と予言したのは有名な話です。現時点では、それが達成されるかどうかはわかりませんが、現時点で14勝、36歳のタイガーがこれから10勝以上するのはかなり困難ではないかと予測されます。
さらに、ここ数年は若く実力のあるプレーヤーが登場し、大きな世代交代の波が訪れています。
今後は、彼らの台頭も無視できなくなるでしょう。2012年以降は、こうした新時代の寵児たちと、タイガーやミケルソンなどの重鎮が覇権を争う構図になりそうです。楽しみですね。